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千葉フォレスト店
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関係「香川の彼女」

投稿日:2017/6/24

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香川の彼女...

たまに李社長とFBI作戦のようなことを練る時があった。私が捜査要員になり、どこかにいくのだけれど、行ってやることは撮影をし、写真を見ながら人と一緒に話をするという事。幸いにも帰ってくるときには、その場で会った人々と情がわくということ。関係が始まる時といえるだろうか。。。?
 
写真を撮る人として、撮る事、書くこと、話す事くらい「蓄積の力」が作用されることはないと思っている。私のように様々な経験をしてきた人であれば共感できるだろう。現場で撮影をし、写真を分析して文章を書き、人の前で発表するということは、写真と共に自分自身が変化発展する道である。それが繰り返され、自分の中で頑丈になったら写真の主題を選定し討論を主導することができるくらいの土台が作られる。

2014年Aチームは「論文」の時代であった。50ページの長丁場を終え、すぐに「論文のように働く」という計画書を作成する頃、李社長の一言「ヘヨンが香川に行ってほしい」。
 
香川は四国にある地域であり、そこにはCOCONというスタジオがあった。ライフスタジオ出身のナオコが自身の故郷で運営をしているスタジオだ。ナオコとは2012年に越谷店で初めて縁があり、話し方の声から仕草まで、頭から足の先までのスタイルが女性の香りを醸し出す人だ。レースを好きな平凡な姿を見て「シンデレラ」というあだ名がつけられた。論理的には合わないが、普通「シンデレラ姫」という表現を使うため、そのイメージと似ていてつけられたあだ名であり、ナオコを知っている人なら頷くだろう。越谷店にいる時の家が、私の住んでいる家と近かった時期があった。ナオコは人に対してよく笑い無限に親切さを与えていたが、私もまた彼女のレーダー網に入っていた人の中の1人であった。シックな私をよくなだめてくれ、旅行に行くと電車の駅まで見送りに来てくれ、ゆっくり会話しながら私に日本語を教えてくれた先生でもあった。そんな関係であるナオコが故郷に帰ることになり、私よりもより親しい李社長がインテリアをやるときに、一緒に行き、数日間寝泊まりしていた。それ以降、撮影面で難航し、FBI作戦が可動したのだ。時間が合ったら日本のいろんな所を旅行してみたいという願いが私の中にはあふれんばかりにあり、初めていく地域に、それも東京から遠い温かい島、そこにナオコがいる場所なので、私は行かない理由がまったくなかった。「計画書を集中して書きたかったのに。むしろよかった」という気持ちで私は飛行機に乗った。



私にとって香川は、温かくぬくもりのある記憶がある。低く見える空とふわふわ浮かんでいる雲、家と家が離れている家々がとても気に入った。COCONの隣のお店のうどんとおでんは、本当においしく、毎日長蛇の列でにぎわっており、散歩するように少し歩いているとかわいいパンやさんがあった。河野が少し来た時に、いろんな話をした場所だ。車に乗って走ってくと市内がでてくるけれど、大きくきれいな温泉は私の体を安らかにしてくれ、「チャンコ」という韓国の飲食店では、チャミスル、焼酎がぬるくならないように、氷の入れ物を準備してくれるセンスを発揮した場所だった。
COCONに撮影に来てくれ縁を結んだ家族だという。
 
私が泊った場所はナオコの両親が運営されている写真館の建物の中にある家で、「日本の古くからある建物の内部はこうなっているんだ」と感じられた新しい経験だった。ナオコが実家からは離れ、たまに泊りもし、ゲストルームとして使っていた部屋で、小さくかわいかった。「シンデレラ」の香りが部屋中香っていた。20日間ほど泊りながら、最初は慣れず、眠れなかったため、文章を書いたけど、それ以降は文章を書くにはとても良い環境として慣れてきた。ナオコのお母さんが作ってくださるオリジナル和食定食と、ご飯を食べながら交わしたナオコとの会話は「人との関係はこうやって浸透していくんだ」ということをもう一度感じさせてくれた。
 
COCON studioは、行った事のない人がよく想像するような予想を超え、おしゃれな外部の建物と内部のインテリアを兼ね備えている。「シンデレラ」であるナオコのスタイルと女性らしさの極大化を成している。労働と人生の一致がされているナオコは、細かい部分まで手を加えていない場所がないほどだ。人の手が届く場所は、人の香りがする。労働と人生の一致は、その人の性質を言っているようだ。社長と社員の役割を超え、彼女が持っている人に対する態度であり人生の方式でもある。
 
COCONでの相互作用は熾烈ではなかった。 基本的に着物の撮影と大家族が来られるため、人が行きかう「人の声」が途切れることがなく、撮影自体の件数が多くないため時間の余裕を一番持つ事が出来た。その余裕の時間と、私の忍耐力で、ウメちゃんとも会話するようになった。撮影をし、自分が私の写真を人々の前で説明するといった。聞くのは自由。質問も可能。そんな作業は韓国語が通じない場所で私の日本語が一番活性化(?)されたきっかけであり、COCONの人々との関係も自然になった。いつでも私鉄さだけが


2年を超える間、きっかけと経験としてのナオコとの関係は今でも続いている。頻繁に合う事は難しいけど、意味のある事がある時には参加してくれ、励ましてくれながら関係を持続している。ナオコは心の隅々までが美しい人だ。「シンデレラ」に似ている点は、外見や好みではなく「献身」に対する彼女の基本姿勢であるということが、やっと少しわかるような気がする。
 

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