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新百合ヶ丘店
【写真分析】光を利用する
投稿日:2024/5/10     更新日:2024/5/10
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まだまだカメラマンとしての経験が浅い自分が「こんな写真を撮りたい」と思うお写真を、フォトジェニックの中からチョイスして写真分析させていただきました。
室内スタジオで光を感じるお写真は、どう撮ったらいいのだろう。
単純な露出の話ではなく、光の差す空間がそこに「在る」と感じる写真は、意識して撮ろうとすると難しいものです。
日の光が持つ魅力を生かすことは魅力的な写真を撮る大きな要因だと考えています。
今回選ばせていただいたお写真、まず真っ先に視線が向いたのは籠とお子さんの対比でした。
燦燦とした光を浴びた籠を通して被写体に光と影がかかることで、空間が左上から右下へと広がっているように見えます。籠によって陰影をはっきりと生み出して印象的づけることで、光の存在感が一目でわかるようになっているのも、写真の外の空間とのつながりがわかって「好き!」ポイントです!
さらに光の差し込む側は情報を減らしてシンプルにすることで、被写体のお子さんに注意が向くようになっています。
衣装と背景や小物の色に統一感があって、より色の濃い部分(籠とお子さん)にスポットが当たっています。視線の誘導がされることで、光の陰影からお子さんや持っているカメラ、ぎゅっとつむった目に「じゃあ撮るよー!」と楽しそうな声が聞こえてくるようです。
お子さんの仰向けにリラックスした姿勢を真上から撮っていることも、このお写真の大きな魅力だと感じます。普段の目線とは少し違った角度から撮ることで、写真はぐっと表情を変えてくれるんですね。
晴れの日にこんなお写真が撮れたら絶対に素敵だ、写真分析の1枚目はこのお写真でさせていただきたい!と思ったお写真でした。
つたないですが、今後たくさん勉強していくので成長を温かく見守っていただければと思います。
ありがとうございました!
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