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わたしが撮りたいもの

投稿日:2021/10/31     更新日:2021/10/31

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Photo&Write by Arisa

Coordi by Kiki

 

わたしが撮りたい写真とはなんだろう

カメラマンになってから何度も自問自答を繰り返してきました。

誰かの笑顔に繋がる写真を撮りたい、

ブレない軸がずっとあるけれど、具体的に撮りたいイメージや作り出したい空間とは?

突き詰めて考えた末、今月はその中でも1つのテーマを掲げて撮影時間を大切にしてきました。

そのテーマとは「自由の中にある美しさ」を表情することです。

自由の中にある美しさって・・・?

それは目の前にいる「あなた」の感情や仕草、そのときの空間、温度から感じる

あたたかいものや、いいな・・・と心踊るものだと私の中で定義しています。

飾らないありのままの姿、嘘偽りのないあなたらしさや、今という瞬間を

わたしはとても愛しく感じます。

 

毎日出会うご家族にはそれぞれのストーリーがあって、

世界で1人のあなたにしかない個性がある

そんな、あなたらしさを写真に写したいんです。

それがわたしなりの愛情の届け方であり、カメラマンとしてありたい姿です。

 


 

 

 

 

 

 

クシャッとした太陽みたいな笑顔の二人。

年の近い二人は、喧嘩もするけど、とっても仲良し!

お互いのことが好きだし気になる存在だけど、ふざけてツンツンしちゃう、親友のようで、かと思えばライバルのよう・・・

「あ~小さい頃、わたしもこんな感じだったな・・・!」と思わず共感する二人でした。

 

そんな二人の自然な距離感や関係性を表現するために、撮影はたくさん動きのある遊びをしたり、日常的な動作を取り入れて進めました。

撮影スタート時「ベットに寝てみよ~!」と二人を誘導すると

お姉ちゃんにあっち向いて寝てよ!にやにや笑いながら言う弟くん、二人の関係性が本当に可愛くて・・・

 

 

 

おしあいっこゲームをしたり、枕投げをしたり、

二人と色んな遊びを全力で楽しんで

 

 

 

 

 

今度は何して遊ぼうかな、果物クイズにしようか、それとも・・・と考えていると、

二人が腰掛けたテーブルに窓から入る少ない光が、

少し落ち着いたトーンでどこか懐かしさを感じました。

昔、実家で過ごしていた小さい頃の時間を思い出すような、ホッとする光。

わたしは静かにシャッターをきりました。

一旦遊びをやめて二人だけの世界を切り撮りたかった。ギュッと圧縮して二人の世界を。

全力で遊んで見せてくれた笑顔やがむしゃらな顔とは違う、自然な表情。

お姉ちゃんを気にかける弟くんの視線から感じる二人の関係性、なんだかいいな・・・そう感じました。

 

二人がこうして隣に座っていること

きょうだいであること

いつも一緒にご飯を食べていること

お姉ちゃんでいること

弟であること

 

当たり前なこの時間は

本当はとても愛しくて。

 

その愛しさと二人の関係性が

わたしにはとても美しく感じました。

 

 

 


自由の中にある美しさを表情することは決して簡単ではありません。

ただ隣に座って、果物を持てばこの1枚が撮れるわけでもない。

計算をすることが必要になります

こう声をかけたら、どんな動きをするか、

誘発していくことで、生まれる必然と

反対にあなた発信の意思や動きから生まれる偶然をすぐに写真に写せるように、ある程度の余裕も大切で。

そして、被写体が自由でいられる空気感、心地いい空間をつくること

どんな写真を撮りたいかでその空間は変わってきます。楽しい遊びの空間なのか

どこかホッとおちつく安らぎの空間なのか、空間づくりが写真のクオリティを大きく左右します。

 

そんな空間を作るためには何よりも人を想う気持ちを大切に

いつだって真摯に、あなたに向き合うこと

それが一番重要なこと

 

わたしが撮りたいものは

わたしがなりたい自分の姿を教えてくれました。

 

 

 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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