Lifestudio　Shinyokohama

Photo by Lisa

Coordi by Hanaka

 

こちらのご家族は遠方からわざわざご来店くださいました。

ライフスタジオ全店舗のHPを細かくご覧いただき、今回は新横浜店の着物・スタイリングに興味を持っていただき、遥々お越しくださいました。

 

一生に一度の七五三ということもありますし、愛する我が子の為に、皆様ご来店までにたくさん準備してくださっているのだな、と改めて感じたのです。

こうしてお客様の気持ちを知れることで、私たちは目の前のお客様に寄り添いたいと思い、楽しい空間と美しい写真の為に、全力で尽くせるのです。

 

尽くすというのは、技術を駆使することだけのことではありません。

お客様と一緒に楽しむことです。

 

たくさん準備してくれたお客様の希望に＋αでより良い提案をして、一緒にスタイルを作ったり。

会話や撮影を通して、撮影自体を一緒に楽しんだり。

一緒に可愛い～～～！！と言ったり。

 

今まで幾人の新入社員を育ててきましたが、私が教育の上で皆に伝えていることのひとつに「楽しく働くこと」について話します。

 

仕事が辛いもの、大変なもの、疲れるもの、という認識では前向きに働くことができないと思うからです。

 

新横浜店のスタッフルールとして、「疲れた」等のマイナスワードは禁止です。

 

子ども相手の仕事ですので思い通りにいかないことも多々あり、たくさん汗をかく撮影もありますが、誰かのマイナスワードは全体をマイナスな空間にします。

 

不規則や、想定外の現象すらも楽しむのです。

ママから離れられない人見知りの子でも、

イヤイヤな子に、手を変え品を変えてまた断られても、

兄弟写真で誰か走ってフレームアウトして、連れ戻してまた逃げられても、

その状況すら楽しむのです。

 

とは言え、写真に収める為には、そうした現象をクリアする技術も必要になりますので、その点についてももちろん教えます。

どんな状況も楽しむ余裕を持って、次の策を考えられる「この人に任せておけば安心だ」というプロを目指すために、自身が楽しむのです。

 

皆、楽しいことには全力を注げます。

好きな人には尽くしたいと思います。

 

うまくいかなかった時には、相手を責めるのではなく、自分を振り返って原因を探ります。

 

誠心誠意、相手に寄り添えたか。

上辺で話していないか。

自信を持って楽しんでいたか。

 

自身に問うのです。

 

楽しんでいる人こそが、人を楽しませることができるのです。

 

それが結果（写真）になるのです。

 

自身が楽しみ、相手を楽しませ、楽しんでいる姿でまたこちらが楽しくなる

私はこの楽しい仕事がやっぱり好きなのです。