Photogenic
新横浜店
歩
投稿日:2021/4/30     更新日:2021/4/30
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Shinyokohama Photo
Photo by Lisa
ある日後輩が言った。
「私の撮りたい写真が分かりました。」
その言葉が嬉しくも、羨ましかった。
「リサさんは今後もずっとカメラをやっていたいですか?」
そう聞かれたけれど、即答で違うと言ってしまった。
「人が好きだから人と関われる仕事に就きたかった。それがたまたま写真だった。」
みたいに答えた気がする。
よく考える。
自分の撮りたいと思う「美しい写真」ってなんだろう、と。
幼馴染の撮影をした際に、答えがひとつ出た。
幼少期からよく知る幼馴染に子供が生まれた。
過去にカップル撮影もさせてもらっていたので、家族が増えての撮影はなんだか感慨深いものがあった。
2人から3人になった新しいかたち。
写真に写る友人の笑顔は変わらず輝いていた。
いや、むしろ彼女から放つハッピーオーラは増していた。
撮り終わったあとにじっくり写真を見ていたら、笑顔の彼女たちを見て、つられて私も笑顔になっていた。
きっとこの写真を見た彼女も笑顔になっているのではないか、そうであって欲しいと思った。
その時にふと思った。
「あ、私はこれが撮りたかったんだ」
知人だから感じるものが大きいのは確かだが、写真を見て心を動かされたのだ。
今までの歩みだとか、愛しく思う気持ちとか、「2人で我が子を見つめる姿」に幸せな気持ちになったのだ。
「私たちは人の歩みを、人生を撮っている」
そんなことを改めて考えることができた。
人生を飾る1ページ。
振り返った時に笑顔になれる写真。
幸せを感じる写真。
そんな写真を撮ろう。
写真で想いを届けよう。
気づかせてくれてありがとう。
誕生おめでとう!
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