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ポイントはどこ
投稿日:2020/11/30     更新日:2020/11/30
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Lifestudio Shinyokohama
Photo by Lisa
Coordi by Kimiko (from Shonan)
1枚の写真を作るにあたって、見るべきポイントはたくさんあります。
被写体、光、構図、ポージング、衣装、小物、アングル、レンズ、前ボケ、
その中の「光」1つをとっても、見るべきポイントは幾通りもあり、
光の方向、角度、強さ、量、色、、、多種多様な光を見極め、使いこなす技術が必要になります。
上記のものを言葉で説明しても、実践出来るかどうかは別になります。
「そんなこと、いっぺんに言われても〜〜分からない〜〜」
撮り始めの頃にシャッターを切れず迷っていたことを思い出します。
ですが、「ポイントを絞ること」でそれは解決されました。
今回の写真でいうと光の「強さ」が一番のポイントでした。
また、陽が落ちそうな低い位置・一方向から窓に伸びる光、ということもあり、強くも小さいものでした。
細く強いということは、光を当てる場所と、当てない場所に明暗差を生み出すことが出来、
すなわち立体感を演出できます。
今回の強さのある光で作った立体感は、被写体をかっこ良く硬いイメージに変えました。
その為、この瞬間は笑顔を誘うような投げかけをやめました。
何もかも一気に全て考えていくのではなく、一つずつポイントを絞ってそれに当てはめていくのです。
今回でいうところのシャッターを押すまでの順番は
①七五三撮影だということ(シチュエーション把握)
②被写体から少し緊張を感じたこと(被写体把握)
③夕方に差し掛かり西陽が伸びていたこと(光把握)
④七五三×緊張=硬い(イメージ決定)
⑤衣装×髪型×小物の重要性(トリミング決定)
⑥被写体の目線調整
⑦シャッター
結局、見るとこ多いじゃん!と思えますが、シャッターを押す瞬間に見ているのは、
実際は⑤⑥のみです。
①〜④に関しては、撮影前〜最中を通して把握していきました。
思っているよりも無駄な時間などなく、全て1枚の為には貴重な時間です。
被写体の彼女がより美しく見える写真を残す為に、
状況と被写体を把握することで、一つずつ決定していくのです。
光にももちろんこうした理由がありますし、
横写真にした理由、このトリミングにした理由もポイントを把握しているので、当然あります。
副主体である番傘にも光を当てたことでよりポイントとなり、写真内に収める。
日本髪と綺麗な帯をギリギリにトリミングすることで、良さを消さずとも、ポイントとなる主体・副主体を引き立てる。
結局また言葉で説明になってしまったが、実践を繰り返す他、写真を上達させる術を私は知らない。
とにかくたくさん観察して、ポイントを見つけ、絞って、形にする。
繰り返し挑戦すればいつか分かる。頑張ろう!
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