PhotogenicShinyokohama

成人を迎えたあなたへ

2019/12/31

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photo by ara

cordi by kuroki reiri

STUDIO@YOKOHAMAAOBA


この時期は1年間お世話になった方にご挨拶したり、多くの方と1年を振り返る時期でもあるが

新しい新入社員をはじめ自分より年齢が若い人とも積極的に話すようにしています。

その際に聞くようにしていることが

 

夢や目標を持っているか?

 

という質問です。

 

私自身、実家が写真館という生まれ持った環境もあるため

小さい頃から将来は写真業界に入りたい、斜陽産業と言われている写真業界を盛り上げたい

写真館を運営する経営者となりたい。

 

そんな思いを常に持ちながら日々過ごしているわけですが

 

中々自分のやりたいことや目標を明確に持つことはとても難しいことです。

正直、実家が写真館じゃなかったら本当に写真に興味を持っていたのだろうか。

高校を卒業し関西へ行かず、青森県にいたままだったらどんな人生になっていたのだろうか。

 

人生はその都度の選択とタイミング、経験により大きく変わっていくことをこれまでの人生で実感しています。

一つ一つの出会いや経験が自分自身に影響をもたらし、逆に自分自身と関わったことによる影響も与えることができるのではないかと。

 

〇〇に興味がある、〇〇が好き

 

興味や好きなことが必ずしも仕事としてやりたいことにリンクしているかといえばそうではないですが

いずれやりたいことが見つかるための可能性の枠組みを広げることができるのではないかと考えます。

 

上記内容を述べたかったのは、年内最後の撮影での出会いがあったからです。


 

年内の最後の撮影は横浜青葉店にて指名のご家族様の撮影を行いました。

ご家族様に会うのは9月以来で当日は5歳の娘さんとたくさん遊びながら自由に撮影した印象的な出会いでした。

また会いたいねと一緒に撮影に入ったれいりさん(くろちゃん)と話していた翌日に

ご家族様から電話をいただき今回撮影した娘さんのお姉さんの成人式の撮影を行いたい、二人に担当してほしいと連絡をいただき当日を迎えることに。

 

事前の情報をお電話にてれいりさんが聞き出していただき、

・お姉さんはアメリカに留学しており私達が撮影した妹さんの写真を見てライフスタジオで撮影したいと思っていただいた

・お姉さん自身もカメラに興味を持っており自分自身も撮影している

・当日は振り袖の撮影とカジュアルなお洋服での撮影も希望している

 

玄関から飛びついてきてくれた5歳の妹さんと、明るく挨拶をしてくれたお姉さん。

ヘアメイク中に留学をしている話を聞いたり、ご家族様とお姉さんの話をしている中で冒頭で述べた夢や目標の話もしながら

お姉さんは英語に興味があったので将来は英語を使った職につきたい気持ちと、友人を撮影したり写真を撮ることが

とても好きだとカメラも見せてくれました。中々自分自身が被写体になることは少なくいつも友人を撮影しているため

かっこいい感じがいいのか、かわいい感じがいいのか具体的にこんな写真を撮ってほしいと定義することが難しそうな様子。


事前の情報から

・前回の妹さんの写真はライフスタジオらしい光源が逆光でハイキーの写真が中心の75枚であった

・お姉さんもその写真を見て私も撮ってほしいと思った

当日の情報から

・お姉さんはアメリカに留学している時に自身もカメラや写真に興味が湧いた

・専攻も変えようかと迷うくらい写真にのめり込んでいる。

 

2つの情報を頭の中でリンクさせ、どんな写真を残すことができるか考えるために

青葉のインテリアを見渡し、振り袖の撮影からカジュアルの撮影までの流れを考えました。

れいりさんにも事前に相談し、成人を迎えたお姉さんにとって最後の数カットは

「大人びた印象を与える写真」を残してあげたいと伝え、撮影前にライティングを確認しました。

 

 

事前の情報と準備を入念に行った上で撮影をはじめ、最後のカジュアル撮影の際に今回撮影した場所へ。

彼女の着ているお洋服のトップスは黒のためよりシックな大人の女性を連想させる。

シックの中にも温かい印象を与えるように光源はオレンジライトを使い、ライトの位置はアッパーライトになってしまい

動かすことができない場所のため体の位置を調整し手前から明暗を出す位置でキャッチアイが入るように構図を決める。

れいりさんが手の位置を調整していただき、思い出のある大好きな指輪を見えるように。

手首から顔にかけての光の輪郭がきれいに映し出される場所で手前の前ボケも光に当たると玉ボケがきれいになる場所で

曲線がうまく映し出される角度を探しながらここだというタイミングでシャッターを切りました。

 


最後の撮影の際は、正直被写体自身に自由がなかった。

だが、彼女との事前の情報と対話で成人を迎えるにあたって少し大人びた印象を与えたいという話に共感していただき撮影した1枚だ。

 

最後のモニターの時間でどんな反応があるのか、ドキドキしながら見ていたときに

家族全員からこの1枚が出た時に「わあー!!!!!すごい!」という声が上がった。

 

前回の妹ちゃんとは違った、お姉さんだから残してあげたい写真、

成人を迎えたあなたに写真を通していろんな可能性を広げてあげたい思いで撮影した写真

 

いろんな思いを込めて撮影した1枚であることが少なからず伝わったのではないかと感じました。

 

彼女がこれからどんな人生を歩んでいくかは彼女自身の行動や経験からなり得ること。

大きな節目の成人式の撮影を私とれいりさん(くろちゃん)に任せて頂いてありがとう。

 

これから素敵な大人の女性になっていくことをこれからも見守らせてください。

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