Photogenic
新横浜店
【depth】
投稿日:2019/11/20
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photo by Chappy
coordi by Piii
write by Chappy
日々写真を撮っている中、様々な壁にぶつかることがあります。
いい写真とはなんなのか。
どうしたらいい写真を撮れるようになるのか。
どの要素がそれを良くしていて何が足りていないのか。
それを言葉で説明するにはどんな言葉が適切なのか。
そんな壁を乗り越えたくて写真分析を書いている、
最近はそう考えるようになりました。
書くたびに「いい写真」の定義は微量ながらも更新されていき、
現在ではある程度、いい写真を生み出すための方法や公式のようなものが存在しているのではないかと思っています。
今の僕が思ういい写真、それは
〈撮影者の意図が写真から読み取れ、且つその人のもつ美しさが表現されている写真〉です。
そんな写真を生み出すために、撮影において大切にしていることを書きながら整理したいと思います。
大切なことその1:人と人同士の関係性の構築
これはカメラマン、コーディネーター、被写体という枠の話ではなくて、「それぞれが意思をもつ1人の人」であるということを尊重し合い接し、互いの存在を認識し合った上で良好な関わり合いを持とうと歩み寄れていること。
言葉で表すと難しい内容に見えますが、簡潔に言えば相手をよく見て、話を聞いた上で自らも話し、お互いが納得した上での撮影を行えているか、ということです。
大切なことその2:その人のことを知る努力を最大限におこなう
その人を見るというのは外見だけの話ではなく、その人の内面を知ろうとすることも非常に重要です。ポートレート写真の良しあしを決めるのは当たり前ですが「人」なので、表情やポーズ、仕草の誘発も結局はその人のことを知っているのと知らないのとでは大きく差が出ます。(ポーズの硬さ、表情のぎこちなさ、コーディネートの調和性など)
声かけのタイミング、内容、言葉の1つで不思議とその人の魅力が変わるのがポートレートの醍醐味であり、だからこそ知るということは大切な要素です。
大切なことその3:撮影者の向上心
撮影者とはカメラマンだけではなくコーディネーターのことも意味します。
この人にはこれが似合うんじゃないか、こんな性格なのではないか、この角度がすごく綺麗だと思う、など様々な見解を撮影の中で投げ合って良いものを生み出そうという意志があるかどうか、非常に重要になってきます。2人1組で撮影するのは互いに足りないものを補い、1人では生み出せないものを生み出せる可能性が飛躍的に上がるからだと思います。
以上の3つが今体感している「いい写真」が生まれる瞬間に共通していることです。
人によってその条件は異なるかもしれませんが、こればかりは自身で経験を重ね、考え、挫折し、そしてまた考え続けるものだと思っています。
なにより自分と向き合うこと。
野球の試合を翌日に控えた彼から改めて教えてもらったように感じます。
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