PhotogenicShinyokohama

【About Time】

2019/10/16

258 0

photo by Chappy
coordi by Piii
write by Chappy

 

撮影では被写体を第一に考えることが必要です。

なぜならポートレートは人対人なので、

独りよがりでは決していい写真が生まれないからです。

 

被写体のことを考える。

それは「どんな子なのか」見て、視て、観ることが

必要不可欠です。

一言でまとめると簡単ですがその「どんな」には

様々なことが含まれています。

 

まずは外的要素。

髪の長さ、色味、髪質であったり、

目だけでも一重二重、色素、

瞳の大きさ、目尻の角度など

様々な要素があります。

顔のパーツだけでも数えられないほど種類があり、

それに加えて体型の特徴も加味した上で

美しい角度を探します。

 

さらに我々は内的要素。

つまりは被写体自身のこと(性格、気持ち、趣味嗜好)

も観察し、写真上で表現することを大切にしています。

 

それにより生み出される写真は撮影者の意図を帯び、

被写体だけではなく、撮影に関わっていない

第三者にもその意味が伝わる、質の高い写真に

なるのではないかと考えているからです。

 

今回彼女を見て感じたこと、

受け取ったイメージをどう写真内に込めたのか。

文章で振り返りたいと思います。


写真分析【About Time】

 

写真の彼女との出会いは2年ぶり。

当時の撮影では、ピカピカのランドセルを背負った

元気な女の子で、愛らしい弟くんをリードするその姿は

姉御気質なわんぱくリーダーでした。

 

2年の時を経て、自分の状況、周りの環境などが

変わったからでしょうか。

彼女が何となく変化の渦中でもがいているような、

そんな感覚がありました。

おそらく僕も同じで、当時とは違う店舗で

働いていたり、教える立場になったりと

何かシンパシーのようなものを

感じていたからかもしれません。

 

選ぶ服も趣味も好きな遊びも以前とは違う彼女。

それでも前に進むことを楽しんでいる、

まぶしい彼女の姿が、

自身の好きな映画「アバウト・タイム」を

彷彿とさせました。

 

彼女の笑うと上がる可愛らしい頬。

笑顔から垣間見える優しさ。

鼻筋やまつげの美しさ。

 

その全てを写真に込めたくて西日を選びました。

彼女の温かみを色で表現しつつ、

映し出したいところに光が当たるように計算します。

最後に彼女が思わず微笑むような、

そんなスパイスを加えて。

 

 

時が経つことは寂しさもありながら、

成長やまだ見ぬ喜びがあるように思います。

僕自身も歳を重ねるごとに

そう感じる機会が増えています。

だからこそ、

 

<今を楽しむ>

 

そんな当たり前で忘れがちなことを思い出せるように。

写真を通してこれからも想いを伝えていきたい。

そう思います。

この記事をシェアする