PhotogenicShinyokohama

【10を知って1を作る】

2019/8/20

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photo by Chappy

coordi by Piii

write by Chappy

 

ライフスタジオの写真って何だろう。

最近ふと立ち止まって考えます。

 

もちろん、ライフスタジオで撮られた写真はすべてライフスタジオの写真、

という至極当たり前の結論に行き着くことは知っています。

僕がより考えたいと思っていることは、ライフスタジオ「らしい」写真についてです。

 

ハウス型のフォトスタジオが多く増えているこの時代。

元祖とはいえど、果たしてライフスタジオと

他のハウス型フォトスタジオとの写真の差はなんなのか。

それについて日々考えています。

 

カメラマンとして、コーディネータとしてライフスタジオで働き、

今の僕が感じるライフスタジオらしい写真。

 

それは、他にはないスタッフ手作りのインテリアと被写体とを融合させる力。

そしてそれを写真で表現する力。

その2点が込められた写真にあるのではないかと思います。

今回はその要素について、引き写真から分析していきたいと思います。

 

写真分析【10を知って1を作る】

 

<まずは被写体の彼女について>

七五三の撮影で来店してくれた彼女とは実は二度めまして。

昨年横浜青葉店で出会い、彼女ご家族のファンとなり

僕の方からぜひ来年はとお話したら本当に実現した嬉しい再会でした。

 

彼女は少し照れ屋ながら、兄に似て素直で、純粋で、人が好きな女の子。

 

そんな素敵な人柄の彼女にPiiiちゃんが手掛けたコーディネートは、

オレンジスカートとシンプルな白のトップス、そしてクリーム色のコンバースでした。

さらに少し猫目で茶目っ気のある雰囲気に合うよう、髪をゆるく巻き、小さめのお団子で魔法を掛けてくれるではないですか。

 

僕の中で、彼女の楽しげな雰囲気を写真に込めたい。

そうイメージを引き出してくれた理由の1つでした。

 

<次にインテリアについて>

フォレストと呼ばれるこの部屋は色彩鮮やかで、名前の通り緑あふれる特徴があります。

緑をベースに白、水色など色同士がぶつからないように計算されたインテリアは

写真を撮る上で、明るいイメージを表現するのに適しています。

また光源となる窓には、背景としてシンプルになりすぎないように窓枠がついていて、

写真における線の処理(水平垂直)の役割をもちます。

 

今回の撮影では、マンドリンで遊んでもらおうという僕の提案に、

Piiiちゃんがすかさず関連性をもつ小物(レコードたち)を

準備してくれたおかげで、写真の統一感がより高まっているのが大きなポイントです。

 

彼女のこと、インテリアのことを考え、最後にどこからどこまでを切り取るか。

ファインダー越しに決定し、露出の調整、角度の調整をした後に

彼女の仕草と柔らかな表情を引き出せるような声を掛け、シャッターを切りました。

 

<さいごに>

自分たちでインテリアを作ることが、

写真に収める際どの角度が最も美しいのか。

どんな服が似合うのか。

どんな仕草や表情が映えるのか。

撮影における細部の理解度を高めることへと繋がります。

そして何より愛着が湧きます。

そのインテリアで、彼女を1番魅力的に撮るには?

という気持ちを手助けしてくれるのです。

 

 

インテリアを知って。

一緒に写真を作るPiiiちゃんのことを知って。

被写体である彼女のことを知ろうとして。

初めて、ライフスタジオらしい写真が生まれるのではないでしょうか。

 

明確な答えはありませんが、自問自答し続けることが成長へとつながる。

それだけは確かだと信じて、日々写真を撮り続けたいと思います。

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