Photogenic
新横浜店
クローズアップの魅力
投稿日:2019/5/17
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photo by Ara masaaki
coordinate by Hikari Kono
write by Momoka Matsumoto
クローズアップ写真で表現できることとは?
クローズアップとは
クローズアップは、限りなく被写体に近づく写真です。
バストアップ以上の顔がアップの写真です。
75cutの中で、その割合は決して高くありません。
だからこそ、75cutすべての写真が引き立つことができますし、
75cutを通してのストーリー性も感じることができます。
被写体の何に注目させたいか、ひと目でわかるのが
クローズアップの魅力でもあります。
具体的に言うと被写体の瞳、表情にもっとフォーカスできること
が特徴です。
いいクローズアップ写真とは
ライフスタジオのよいクローズアップの特徴は
以下の4つの条件が調和されている状態である
と思います。
・トリミング
アップの写真を撮影するには、必ず体の一部が切れてしまいます。
この「体が切れること」は、抵抗感があるのが普通です。
ただ、被写体に上手に寄り切るためには、抵抗感がなるべくないように上手にトリミングする必要があります。
これは、被写体の瞳と表情に寄り切るために、頭を切ることでバランスを保つことができます。
この写真では限界まで、頭を切る かつ 違和感を減らすために、レースの前ボケでぼかして柔らかくする効果をつけています。
☆その他効果的なトリミングと前ボケ
photo by Akane Oouchi
・光
いくらトリミングが安定して、工夫されていたとしても、瞳や表情に光が宿っていなければ、何に注目させたいのかイマイチ表現されていないクローズアップになってしまいます。
半逆光で撮影することで顔の輪郭をはっきりさせ、瞳や表情にフォーカスさせることができます。また、光が当たる位置も、顔のどのあたりまで光を入れるかによって、印象が変わります。
☆光の位置で印象を変える
photo by Akane Oouchi
また、この写真では、後ろの背景が白飛びせず、露出差がしっかりと表現されており、より瞳に光が宿っているように見えます。
・被写体の表情と瞳
開放(F2.8)で撮影し、瞳にだけピントを合わせていることで、瞳の印象を強調することができます。
(望遠レンズかつ開放ならではのボケ感がより強調させています)
クローズアップは必ず笑顔である必要はないと思います。
撮影者が、被写体を観察し、最も残してあげたい表情や美しい部分を意図して、最大限に表現できるのがクローズアップ写真ではないでしょうか。
それはときに笑顔だったり、泣き顔だったり、ふとした表情や瞳の深さだったり、撮影者が表現したいものがシンプルに現れる写真だと思います。
☆どんな被写体を残したい?
・ポージング
瞳や表情を際立出せるためにポージング(仕草)をつけることで
写真を見た人の視線を、手先の方(瞳や表情)に誘導させることができます。
また、適切なトリミングな位置が明確になり、写真のバランスを保ちやすくなります。
ただ、必ずしもポージングが入っていればいいというわけでもないと思います。
その被写体の何を一番表現したいか、によってポージングをつけるか
つけないかは選択すべきです。
☆ポージングはつける?つけない?
photo by Akane Oouchi
photo by Yukika Fujimoto
我が子が画面いっぱいに映るクローズアップだからこそ
被写体の美しさを最大限に活かした写真に。
この写真は、それが調和された美しい写真だと思います。
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