Photogenic
新横浜店
光を作るは世界を創る
投稿日:2018/11/9
1985 1
photo by Akane Ouchi
cordi by Yukika Fujimoto
write by Chappy
季節が変わるということは光が変わるということ。自然光を計算しながら撮影を行うライフスタジオ のカメラマンであれば、全員が知っていることです。
時間帯によって、季節によって。
朝日のような白い光もあれば夕方を彷彿させる柔らかいオレンジの光もあります。
しかし、冬に近づく毎に自然光がスタジオに差し込む時間帯は短くなり、光量も他の季節に比べて少なくなります。
そんな時は、「光を作る」
それがライフスタジオ の撮影スタイルです。
(具体的には、壁などに埋め込んだ蛍光灯をつけ、人工的な光を計算しながら足していくことになります)
この写真は新横浜店のフォレストと呼ばれる、森をコンセプトとしたインテリアがある部屋で撮影されました。
晴れた日のこの部屋では、深緑に光が当たり、その反射から緑は少しキラキラとした背景となって、まるで野外で撮影したかのような写真を撮ることができます。それに対して、この写真が撮影されたの冬の期間の最終枠の時間帯。ほとんど窓から自然光が差し込まない条件で生み出された写真です。
どのようにして、どんな意図を持って撮影が行われたのか。さっそく分析してみようと思います。
写真分析「光を作るは世界を創る」
絞り 4.0
ISO 4000
シャッタースピード 1/125
焦点距離 80mm
まず使われている光は蛍光灯の中でも昼白色や電球色と呼ばれる部類のオレンジ色味がかった光。その光に対して被写体の彼女は半逆光の位置に来るよう立ってもらっています。また地面ではなく、レンガの上に立ち通常より高さを出すことで、より微弱な光が彼女の顔に当たるように位置設定が行われています。
次に使用されている前ボケは茶色のリースで、まるでヴィネットかのように写真を縁取り、世界観の助長や彼女の足のトリミングの違和感を取り除いています。
さらに彼女が着ている青いオーバーオールは光の色味効果でいつもより濃紺に映し出され、それに合わせて世界観を構築しているオレンジ、茶色系統の色を邪魔しない桑色のキャップやグレーのジョウロが物語性を生み出します。
夕焼け時に植物に水をあげる少女、その表情は光のせいなのかどこか少し悲しげに見えるような、何か今日という1日でいたたまれないことでもあったのだろうか...
そんな印象を僕はこの写真から受け取りました。
写真を見ることで、こうなのではと考えたり思ったり、五感にうったえてくる写真こそ記憶に残る良い写真なのではないでしょうか。
そんな写真を撮れるよう、1つ1つを改めて大切にしていきたいと思います。
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