Photogenic


新横浜店
scrollable

印象の変化

投稿日:2018/9/20

1660 3

photo & write by Ara

codi   by chappy

@shinyokohama

 

君はこれからどんな大人になっていくのか

 

●印象

見たり聞いたりした時に直接的に、深く心に感じとられたもの」

「押し付けて形や色をうつすこと」

 

印象という言葉の意味は、受け取り側と発信側で変わってくる。

今回の写真で変えた印象を2点話したい。

 

新横浜店の写真の印象を、

他店舗のライフスタジオスタッフや

HPやInstagram等で写真を見てから

問い合わせいただくお客様が多く答える内容が

 

「白がベースでふんわりした写真ですよね!」

「やわらかい写真ですよね!」

 

確かにその通り。

 

ライフスタジオではよく交換勤務で

他店舗のスタッフが来ることが多い。

その際に必ず言われることが、上記内容だ。

 

撮影で多く使われるメインルームの

コンセプトはプライベートリゾート。

白がベースのお部屋となっており

柔らかい光が白の床やインテリアに反射し部屋中に光が広がる。

 

スタッフや顧客に印象付け できていることは

私達の強みであると同時に、写真の仕上がりの

イメージが湧いてしまうこともある。

 

毎日店舗にいると、朝の光、昼の光、夕方の光、夜の光

そして、天気によっては晴れ、くもり、雨、晴れのち曇り、曇のち雨…etc

雲の量など光は日々いろんな変化をする。

 

被写体と当日の光の状況によって写真は変わってくるため

私はよくみなさんにお伝えしているが「二度と同じ写真は撮れない」と。

 

だからこそ、ライフスタジオに来ていただいたご家族様、子どもたちの

その時の、その瞬間の、その仕草をありのままに残してあげたい思いだ。

 

私達の強みである白がベースの

やわらかい写真以外に75枚の原本の中で

印象を変えられる写真を残すことはできないかと常に思っていた。

 

●撮影

この写真が撮影されたのは3シーン目の時。

時間帯は15:30~の予約のため一番遅い時間帯。

 

今回のご家族様はパパ・ママ・兄・弟の4人でご来店。

 

メインルーム

1シーン目は家族写真+兄弟写真

2シーン目は兄のソロ

フォレスト

3シーン目は弟のソロ

撮影の部屋はchappyと相談し服の色味との相性で判断した。

 

兄は中学生のため年齢的にも

写真撮影に付き合ってくれるかどうかという

事前のママが抱えている不安もあったが、

 

chappyと一緒に家族全体を盛り上げて行こうぜ!という

思いを持って撮影に望んだ。

彼とはよく撮影に入る機会が多いがその日の我々は序盤の

トークの掛け合いからキレキレだった。※はずである

 

よってchappyとAraの新横メンズコンビで

一気に不安は消え去った。※はずである

 

というよりかはご家族様全体が来店時から暖かい雰囲気と

ライフスタジオへの信頼があることも伝わってきた。

それはこれまで、他店舗で利用したスタッフの影響が大きいと思う。

 

はじめましてのご家族様とも関係を作りながら撮影していく中で
私達が”観察”をすることはもうみなさんご存知かと思うが、

兄弟写真や家族写真を撮影している中で

末っ子の弟くんが照れながらも元気に笑い、元気に反応してくれていた。

むしろその様子は兄と一緒のせいか少し幼さも感じる。

 

そんな時にふと思うのが、一人の撮影になったら

どんな表情やどんな反応をするのか?

兄がいない時は話し方は変わるのか?

恥ずかしさはでるのか?

 

年齢は8歳になったばかりだが、

もうすぐ14歳になる兄と一緒に過ごしている。

兄の影響を受けているのであれば

恐らく彼は同学年の子たちより多くの経験や

多くの知識があるはずだ。

 

もう彼は大人への階段を登り始めているのでは?と仮説を立てる。

元気な笑顔もいいが少し大人っぽさを残してあげたい。

彼はソロの撮影を始めた際に、兄弟写真の時とは

また違った様子になっており、元気だけども

いい意味で8歳らしくない落ち着きがあった。

 

観察を経て、撮影場所と光を見ると

冒頭で述べたとおり、光はその日の条件によって変化する。

 

この日は最終の時間帯かつ天気は快晴ということで

フォレストからこれまでにないぐらい

強い西日が差し込んでいた。

 

半逆光、サイド光、逆光と光の選択に入るが

印象の変化という意味も込めて、

新横浜店でもこんな写真が残せるという変化を印象づけたい点

今まで残したことがないような、光を十分に使った

彼の子供から大人へ成長していく過程を残してあげたい

気持ちで逆光の条件で撮影することを選択した。

 

そして前ボケは入れずに強い光を十分に取り入れシンプルに。

 

また、着ている洋服はカーキのジャケット。

背景の処理もフォレストの特徴である緑のインテリア、

西日と全体の色味も統一感が出るように構図を考えた。

 

ここまでの強い逆光で撮影することは中々

ピントも合いづらくとっさにマニュアルフォーカスに

変更し彼の目線や表情はカメラにもらわず、少し前傾になることで

背景の木の方向とバランスがとれてシャッターを何度かきった。

 

なぜならピントが合っているかは正直不安だった。

F値は4.0にし、微調整しながらファインダー越しに

恐らく撮れたという実感があったため、次のポージングに移り

結果としてこの1枚が生まれた。

 

今回のタイトルにもある印象の変化だが、

1枚から伝える被写体の印象の変化、

そして新横浜店の印象の変化を伝えることができたのではないかと考える。

 

条件が重なり生まれた写真ではあるが、

その日の条件を最大限に活かすことが

撮影者+コーディネーターには必要なことであると

実感した1枚となった。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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