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新横浜店
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shinyoko photo 113

投稿日:2017/8/30

1137 0

@Shinyokohama
photo by Ouchi Akane
cordy by Kinoshita Kaori
write by Kanasugi Mayu
 
「被写体を動かす力」について最近考えている。
 
ライフスタジオの写真は「自然さ」を評価されることが多いが、その「自然」もただ自由なわけではなく、そこには「計算」や「予測」が常にあり、そしてそれには被写体への「観察」が必要不可欠なのである。
 
その被写体の魅力的な部分をより魅力的にみせるために。
その被写体の魅力的な行動をより効果的に引き出すために。
ただ「声を掛ける」のではなく、的確に私たちは「声を掛ける」必要がある。
 
この少年はおそらく「靴下を履いてみて」と声を掛けられたのであろうが、靴下の履き方といってもいろんなバリエーションがある。
立って履いたり、座って履いたり、何かに捕まって履いたり…
単純な行動であるが、単純が故にその子ならではの仕草が出るのである。
 
大きめのTシャツから覗くまだ肉感の残る足、ゆるい靴下、頑張って引っ張っている指のむちむち感…そのどれもがこの年の子ならではの可愛さを表している。
 
その大切な瞬間を逃さぬよう、カメラマンが事前にフレームを決め、露出を決め、最高のバランスが出来上がった時、あとはその被写体の魅力的な瞬間を引き出すのが「コーディネーター」の腕の見せ所である。
 
そのためには
  • カメラマンがどんな写真を撮ろうとしているのか
  • その被写体がどんな子で、おそらくどんな動きをするのか
というのを常に理解し想定しておくことが重要である。
 
カメラマン・コーディネーター・被写体の3人の呼吸がぴったりと合った時、それが「いい写真」が生まれる瞬間である。
 
背景と被写体のバランスなど最終的に写真にするためのフレーミングに私は関わることができないが、その最高のバランスにより良い被写体をはめこむための声かけ・場所の指示・体の向き・着せる服やその細かい直しコーディネーターとしてできることはまだまだたくさんある。
 
応用力のあるコーディネーターは、カメラマンの撮れる世界を広げることができるのだろう。
 

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