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新横浜店
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shinyoko photo 112

投稿日:2017/8/30

1169 0

@Shinyokohama
photo by Ouchi Akane
cordy by Kinoshita Kaori
write by Kanasugi Mayu
 
被写体の「声」が聴こえてくる写真とは、どんな写真だろうか?
 
それは文字通り、写真の中で被写体が「生きている」写真なのではないだろうか。
その被写体の吐息を感じるような…。
 
この写真の彼女は写真の中で「生きている」。
実際にこの子の撮影に私は入ったわけではないが、この子がどんな性格で、どんな声をしていて、どんなことを喋っているのか…この子の表情やこちらに向かってくる感じから想像ができる。
 
また衣装やシチュエーションも彼女の快活さをより引き立たせている。
Tシャツの爽やかな白と、手前の観葉植物のグリーンが彼女のあどけない笑顔とマッチしている。
 
完全にクローズアップにするのではなく被写体を左下に配置することで、画面左側から降り注ぐ午前中の明るい白い光が彼女の細い髪の毛や小さな肩、手前の葉に優しく当たっている様子も表現されている。
 
毎回何気なくコーディを組み、提案し、アシスタントとして目線や笑顔を意識する毎日だが、本当の意味で「完成された写真」というのは
  • シチュエーションにコーディネートが合っているか や
  • コーディネートが被写体に似合っているか
ということだけではなく
  • 被写体の表情や仕草、ポージングがシチュエーションやコーディネートに合っているか
ということにまで気を配れている写真なのではないかと思う。
 
目線がこちらに向き、表情が生まれている写真は、言うなればこちらと被写体の関係が現れている写真である。
撮影の前に、撮影中に、私たちが呼びかけていることによって被写体が私たちに対してどんな感情を抱いているか、それが目に見えてわかるのである。
 
被写体が「写真撮影」という環境を「リラックスしていられる環境」として認識すればするほど、被写体の表情やしぐさはより自然体になり、彼ら彼女らの特有の「らしさ」が出るのである。
 
被写体の魅力をそのまま捉える。
そのために必要なことが「観察」であり、「観察」は終わることがないのである。
 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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