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shinyoko photo 78

投稿日:2016/2/13

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写真という無機質の中に、有機的な温かさを求めていました。
 
『普遍的に美しいBabyの写真』は、『ひと』の記憶の根底を揺らして、温かさや匂いまで想起させる具体的な感情を呼び起こすものでありたい。
では、『あたたかさ』や『匂い』といった、写真には記録されない主観的な感覚を、どのように構成すれば感じることができるのでしょうか。
 
そもそも『あたたかさ』とは、温度の状態を表す表現であり、『熱くもなく、冷たくもなく、ちょうど良い状態』なのだそうです。
極端に熱いもの、冷たいものは、身体的苦痛さえ感じます。『あたたかい』という状態は、からだが危険を感じずに受容する、『ちょうど良い状態』である訳です。だからこそ、心地よく、安心感や幸福感さえ感じるような、ポジティブな状態のイメージが伴います。
写真を見て感じる『あたたかさ』とは、その家族にとって『ちょうど良い状態』でなければ、見る者にもそう伝わりはしません。例えば、パパやママがきっちりとポージングを決めて、写真のセオリーとしてもバランスの良い構図であったとしても、その表情がぎこちなければ、ポージングは美しくても何だか窮屈そうに見えて、そこに『あたたかい家族写真だ』とは感じないのではないでしょうか。
 
『あたたかさ』とは、その家族の『そのひとらしさ』がそれぞれ発揮されている時に、『ちょうど良い状態』として表れます。
パパが『父親』としてがっしり見えるポージングを忠実にしているかどうか、ママが『母親』として美しく見えるラインをキープして立っているか、などではなく、パパが『そのひと』として、ママが『そのひと』として、ひとりの人間としての個性を発揮している時。
パリコレのモデルの写真は美しいけれど、それが温かさを感じる写真であるかと問われればそうではないでしょう。
少し陽が傾きかけた金色の光の中で、鼻に皺が寄るほど笑いながら戯れる、この家族の姿が、『ひと』の記憶の根底を揺さぶって、あたたかさを想起させる写真になりました。
 
 
Life studio No,17
Shinyokohama
Photo by reiri, / coodi by Shie

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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