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新横浜店
scrollable

shinyoko photo 55

投稿日:2015/5/21

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赤ちゃんによって繋がる私たちと家族。
 
 
 
たかいたかーいして、おでこをこっつーんってやってください
 
 
その家族と赤ちゃんは楽しそうにお互いの顔を見ながら、想像していた通りの雰囲気。
そこで赤ちゃんを呼んでみる。
赤ちゃんはまるでこの楽しさを自慢するかのようにこっちを向いてくれた。
 
 
見て~ 私のパパとママだよ、いいでしょ
 
 
 
 
たかいたかいの写真を撮るときに、パパママには前もって言葉で伝える準備が必要になってきます。赤ちゃんを持ちあげる高さ、パパママの顔の向き、ママの手の位置。
少しでもずれると妙な立体感が出てしまったりどこかが隠れてしまったり。
だからといってあまりにも事前に説明しすぎると被写体を緊張させて動きを制限してしまう原因にもなります。
そうなってしまわないように、ある程度のお願いを伝えたら後は家族に任せます。
そしてたかいたかいの瞬間に、素早くベストポジションを探しシャッターをきるのです。
 
 
この写真で重要なのは家族3人の表情と赤ちゃんの目線です。
過度な声掛けはせっかく出来上がったそれを邪魔してしまいます。
背景においてもそれはいえることで、表情を重視する上で無背景がいいと考えました。トリミングも余計な要素が写らないようにギリギリまで寄りました。
 
 
家族写真を撮っていると、私たちと同じ空間にいながらも時にその家族だけの空間になったり、不思議な感覚になることがあります。確かに会話を交わしながら一緒の時を作っているのですが、家族という絶対の絆を前に”かなわない”と思うことがあるのです。
その良い意味で閉じられた空間にそっと寄り添うのも一つの手ですが、この場所には確かに私たちも存在し、この家族を見守っていた事実があります。
関係とは会話によってつくられたり、ただ隣にいる時間によってつくられたり、きっかけは様々だと思います。たくさん話すことがもっとも近道なのかと思いますが、時に”会話”がなされなくても成立する場面があります。
 
 
パパとママの目には赤ちゃんが写り、赤ちゃんの目には私たちが写り、私たちの目には家族が写る。その目線のおかげで閉じられていた空間は広がり、家族だけの空間と私たちは会話のできない赤ちゃんによって繋がるのです。



Photo by Yuka Yonezu
Coordinator Kim Eunjeong
no.17 Shinyokohama

 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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