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目の前にあっても手を伸ばせば遠い【写真分析】

投稿日:2022/12/25     更新日:2022/12/25

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『目の前にあっても手を伸ばせば遠い』

今この瞬間は、すでに過去である

小さなきょうだいの手

あっという間に大きくなってゆく今この時は、決して戻ることはできない。

すぎゆく時だからこそ、愛しく儚いのだ。

photo by. Hagiwara Tsuyoshi
coordi by. Gondo Yuzuki

 

新横浜店・名古屋西店

合同写真コンテスト『パラレルワールド』

今回の主題は【イメージカット】

 

私にとって本当に難しい主題だった。

イメージカットとは、一枚の写真に物語を写しだす必要がある。

広告のような写真を見た人に
『こう思って欲しい・こう感じて欲しい』

とは異なった別の視点が必要だった。

まずは私が取り組んだことは参考の写真を集めたこと。

ただ、これが自分にとってはあまり良い方法ではなかった。

参考にする写真はもうすでにイメージができあがっており、それはもうすでに完成している写真だ。

その写真をマネたところで、それは参考にしている写真の劣化版となってしまった。

参考にする写真を自らの写真に昇華させる必要があったが、

自分には向いていないと判断した私は、早急に写真を集めることをやめた。

 

第二に取り組んだこと。

それは、本を読むということだった。

小説を読み進め、印章に残った小節をメモをしていく。

タイトルはその中の一小節だった。

文章からイメージを膨らませることより、

自らが想像したイメージを写真へ昇華することだできたのだった。

(元)本の虫にとって、これが一番適した方法だった。

 

【分析】

手をつなぐというより結ぶというイメージで撮影したかった。

兄が手をギュッと握ることも恐らく可能だったが、あえて 1 本の指を握ってもらい、

ゆーらゆーらと手が動いているところを何度かシャッターを押した。

光は逆光を選択、あえて明るく・後ろの表情すらも不明瞭にすることにより、情報量を制限した。

こちらからイメージを強要するのではなく、 写真を見る人に想像してもらえる余白のある写真となった。

 

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