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名古屋西店
家族って小さな宇宙
投稿日:2025/4/22     更新日:2025/4/22
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「いま、この瞬間」を閉じ込めた一枚の家族写真
何気ない一瞬を残すために私は動きを誘導して撮影することが好きだ。
物を転がして取りに行く仕草や、帽子嫌いのお子様の頭に乗せた帽子が取られる時の仕草など
ひとつ次のアクションを予測して撮影すると自分が楽しいのと、より動きが自然になるからだ。
パパの口に無邪気に指を入れる小さな手。それに笑顔で応じるパパ。
そして、その様子をやさしく見守るママの微笑み。そこにあるのは、言葉では言い尽くせない“信頼”と“愛”の関係性だと思う。
子どもがこんなに無防備でいられるのは、安心できる存在がそばにいて、それを受け止める大人たちが、「やめなさい」とならず、その行為にひたすら笑顔で返してくれる。この瞬間は日常のなかにある家族の関係性を表したような、そんな一枚。
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逆光を活かし、ハイキーで明るいライティングにし、全体的に優しい温かい印象の一枚にした。
また、上に余白を作り家族の三角形の構図で視線の流れが母→子→父とつながっていくことで、写真の中にストーリー性が出て、リアルな家族の姿が映し出され、このおかげでママとパパからお子様へ注がれる、目に見えない愛情ってものが見えるそんなような気がする。
最近自分の家族撮影を、その時の家族の雰囲気を見て構図を決めたり、配置する事を改めて見直して実践した最初の家族撮影だ。
ただ並べるだけじゃなくて、お子様や親御さんに負担の無い様、パズルのように組み立てている。
最初に書いた次の動きを予測、誘導して配置した後に親御さんにアクションしてもらったら子供はどう動くだろうか、思い描いている最後の形になるか..?
この一枚は思い描いていた最後とはならず、お子様が指をパパの口に入れるハプニングで終わった。
私がおもて最後とちごた~~!!でも面白くて、パパもびっくりしてママも笑いめっちゃいい終わりだった。
この一枚でほっこりするような家族の関係性と、この空気感。あとで見返すと何倍もあたたかく感じられるような写真。好き。
誰が見ても「家族っていいな」「家族撮影ってやっぱり残したいな」と少しでも誰かの記憶に残ってくれたら嬉しい。
photo.write/Ito Azusa | coordinator/Aoyama Nao
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