Staff Blog
水戸店
映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を観て
投稿日:2012/9/13
1220 4
まだ私が20代だった頃、できたばかりの都庁に所用があって訪ねた母が、
偶然にも来日し、都庁を訪れた当時の英国首相であったサッチャー女史の一団と
出くわした、という事があった。
「鉄の女」と言われているけれど、本当にお奇麗で強く、エレガントであった、
その場が輝くオーラがあった、
その時感じたというサッチャーの印象を母はこう語っていた。
女性でありながら保守的なイギリスの首相となったサッチャーがどのような生い立ちを経て、
首相に登り詰め、どのような思いで首相を務めていたのだろうか・・・。
サッチャーに会った時の母の印象の強さを未だに記憶していた私は、
前回のアカデミー賞にノミネートされたのをみて是非観なければと思っていた。
(田舎である水戸での上映期間のあまりの短さに、DVD鑑賞となった(笑))
首相時代の自らの思想を貫く数多くのエピソードは、流石 鉄の女と言われるだけあると
思ったが、男であろうと女であろうと、貫くべきものはそうすべきであって、
今の日本の政治がいかに「鉄」の逆であるのかと痛感してしまった。
心から、人間サッチャーに、女性として、ひとりの人間として尊敬の念を抱く映画であった。
以下は 本当に心に響いたシーンとサッチャーの言葉である。
******************************************
(政界を引退し、ご主人も亡くした高齢のサッチャーを実の娘が、健康そして精神の状態を心配し、
医者にみせる。
ご主人を亡くした事のエピソードを語ったサッチャーに医者はこう言う。
「お気持ちお察しいたします。」
それに答えたサッチャー)
お気持ちってどういうこと?
最近は、「考え」より「気持ち」。
今の時代の問題のひとつは、人々の関心は、「どう感じるか」であって
「何を考えるか」ってことじゃない。
「考え」とか「アイデア」こそが面白いのに。
私が何を考えているのか、
「考え」が「言葉」になる。
その「言葉」が「行動」になる。「その行動」がやがて「習慣」になる。
「習慣」がその人の「人格」になり、その「人格」が
その人の「運命」となる。
「考え」が人間を創るのよ。
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- Staff Blog