Staff Blog
水戸店
scrollable
街
投稿日:2012/3/31
785 2
妹の嫁ぎ先である島根県松江市に行って来た。
今殆どの地方都市は、郊外化が進み、人が歩いて楽しみ、そして用も足せるという
本当の意味での“街の機能”は無くなってしまっている。
街の個性もなく、何処へ行っても同じチェーンの店舗、見慣れた看板、街にそぐわない駅舎が
セットのように生えている。
歩く文化はない。
そんな中にあって、松江市だけは違っている。
まず郊外大型店がない。
最大手コンビニがない。TSUTAYAがない。スプレーの落書きがない。ゴミが落ちていない。
高い建物がない(もちろん条例で)。
高齢化都市であるが、熟年の方が観光地の随所で自然に元気に働いてる姿を目にする。
松江城を中心として江戸情緒を色濃く残すこの街。
お堀の周りを走る車を頭の中で消去して 風景を眺めると江戸時代にタイムスリップすることができる。
壊すことは簡単である。
壊せばなんでも新しくきれいなものが建ち、
よっぽど街の美観や歴史、そして緻密な都市計画と文化を考えない限り、
結果どんなに離れた場所へ旅をしても同じものを目にするようになる。
変化するべきことと、守るべきことの違いを知っている行政。
羨ましさを滲みるほど感じてきた3日間であった。
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- Staff Blog