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kokoro
投稿日:2011/11/28
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人間は主観で生きている。
客観性を持ってしても、それすらも 自分の主観が生み出したものかもしれないと思うと
よくわからなくなる。
白と黒、善と悪ならわかりやすいが、
薄いベージュ色なのかクリーム色なのか、黄緑色なのかシャーベットグリーンなのかという
ちょっとだけ似ててちょっとだけ違う
例えると そんな微妙な相違点ですら、出発点が違えば到着地点は大きく変わる。
そんな微妙な事に 心を痛めたり、一喜一憂したり・・・・。
今 一冊の本を読んでいる。
エーリッヒ・フロムの「生きるということ」。
人の生きざまについて書かれているのかと思いきや、
人間として生きていくうえでのゆるぎない価値観についてを考えさせられる。
冒頭にフロムの引用したマイスター・エックハルトの言葉がすべてを言い表しているような気がする。
『人が考えるべきことは、何を(なす)べきかではなく、
自分が何で(ある)かである』
自分が(持つこと)と(あること)この基本的な存在様式。
フロムは1977年にすでに
高度に産業化の進んだ現代社会において、持つことがあることを凌駕してしまう危険性を指摘している。
前々回のブログで 私は3年前に自分と向き合うことが如何にむずかしいことであったかを書いたが、
自分と向かい合えるもう一人の自分を信じて
葛藤を繰り返しながらも、喜びをみつけ、
挫折を感じながらも、人生を楽しんでいきたいと思う。
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