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お受験その2(くじ)

投稿日:2009/12/2

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前回のブログに書きましたお受験ですが、 その『超心臓に悪いシステム』を ご紹介いたします。 まず、試験によって合否が決まり、発表されます。 校門脇に貼り出された発表を親は見に行くわけですが、 発表の時間から20~30分後に、 試験合格した子の親だけが玄関前に集められ、 今度は抽選が行われます。 ずらっと並んだ親たちへ先生が、いやでも緊張を高める説明を始めます。 「今から、抽選を行う為の 順番を決める抽選を行います。」 ・・・・・・・・・・。 どうです、このシステム!! “お笑いレッドカーペット”の、 「では、今日の優勝者を決める人を決めたいと思います!!」 みたいですよね! 私は、心の中でひとりウケていたんですが、 せっかく 子供が試験で合格したのに、親がクジで落ちてしまっては ほんとに申し訳ないので、ウケながらも、かなり緊張は高まり、 自分の番ではないのに呼ばれたすぐ脇の人と一緒に、 進み出てしまい、先生に「まだですよ。」と静止されました。 「抽選の順番決めの抽選」が終わると、今度は 教室に全員が抽選順に席につきます。 そこから今度はいよいよ本当の合否が決まる抽選です。 誰も一言も口をきかず(当たり前か)、 先生の淡々ととした、さらなる緊張へと私たちを導く説明が はじまりました。 くじは三角くじで、駄菓子屋を思わせるかわいらしい色で できていましたが、そんな色や形状など少しも私の心の緊張には 役立ちません。 しかも 引かれたくじは、公正をきす為、高々と係の先生によって 目の前で開かれ、引いた人とその後の2人で確認しなくてはいけません。 (ひ~、人のも見るのか・・・) 私の前の方のくじにはマル合の赤いハンコが! これか!合格くじ。 次はうちです。緊張が頂点に達した私のくじが開かれると 先程見たあのマル合の赤いハンコ!! うれしさと共に今までの緊張がいっきに抜けていくのを感じました。 その日は あまりにも高まった緊張が抜けすぎ、 今度は 抜け殻のようになって町を徘徊していた私でした。 夜は実家の奢りで美味しくみんなでお食事をしました。 まったく 親の態度だけ見られていたら完全に不合格でしたが、 ま、こんな お受験顛末でございました。    

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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