今から約１５年程前だったでしょうか。 千代の富士と青春時代を過ごし、相撲漬けになっていた頃から少し経ったある時 貴乃花が千代の富士を下し暫くして　今度は大関昇進のかかった大一番で 土俵を割りそうな危険な場面でも　驚異の粘り腰で勝利し、大関を手中におさめ ました。 その夜のニュースステーションに出演した貴乃花に、久米宏が聞きました。 「貴関、俵に踵がかかったあの場面、何を考え、何を思いましたか？」 それに対し　貴乃花、 「あーあ　と　思いました。」 -.-.-.-.-.-.-. 前置きが非常に長くなりました。 先日　５才の息子のサッカー大会があり　応援に行きました。 まわりは杉林。 私って　花粉症にかからなくてラッキーと思っていましたが、 この日ばかりは　ちょっと鼻がムズムズするかんじ。 「がんばれー！」と「はっくしょん！！」 が　一緒におこったその瞬間 私の腰が　ピキッとなって 痛さで　かがむことも反ることもできなくなっていました。 その時まさに 貴乃花が私の頭の中で言ったのです。 「あーあと思いました。」