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人について書く spin off編② 弟

投稿日:2015/5/31

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「お兄さんいるよね。」
いつも、100発100中人にそう言われます。
最近は面倒なので、うん。と答えています。
私の弟。知っている人も知らない人もいると思います。
そりゃそうですよね。
弟はオヌキヒサシといいます。
営業写真関係では少し有名だと思います。
たまにしか会いません。互いに家庭があり独立しているからでもありますが、
それは100分の一程の理由であって、まったく弟とはフィールドが違うからです。
弟は、きょうだい、というより、「公人」的な感じがします。私にとって。
いつもどこかに行っています。
先日はドバイに行っていたようです。
弟の動向は直接ではなく、いつもフェイスブックによって知ります。
今は田園調布に新しくスタジオを創りましたが、私の知らないようないろんな世界の方がいらっしゃっているようです。
弟とは、話すととても楽しく、やっぱり家族だなあとは思うのですが、
同じ家庭で途中まで同じ部屋で同じ母親に同じ絵本を読んで聞かされ眠りについたのに、なんでこうまでも違うのかなあと思わされます。
まあ、同じなのは二人でしゃべりだしたら止まらなくなるという事位なのかなあ、今は。
あ、写真の世界にいる、というのは共通です。
写真に於いて弟は常にチャレンジを続けていると思います。
先日、フランスのなんとかというスタジオでなんとかという撮り方を習得したようです。
そのなんとかっていう名前は私はまったく憶えてもいませんが、
帰国して早速、母親をその撮り方で撮ったものを見ました。弟自身のセルフポートレートも撮っていましたが、その両方とも、今迄の弟の撮ったポートレートの中では一番素敵だと思えるものでした。
物事に対する姿勢、努力は、同じきょうだいなのに、尊敬に値するなと思いますが、
忘れん坊で何でも忘れるところは、同病相哀れんでおります。
弟はなんでも実行しますし、大胆な事もするっとやっているので、すごいなと思っている人もいるようですし、逆に、なんだよアイツと思っている人もいるとは思います。が、どちらにしても、彼は自分が思う事を自分の思うように努力しやっているだけなので、人がどう思おうと余り気に留めてもいないようです。
日本で大学を卒業し、コマーシャルスタジオに2年勤めたところで、アメリカのカリフォルニア、サンタバーバラにあるブルックスインスティテュートオブフォトグラフィーというカレッジに入学しましたが、そのころから、彼は格段に行動的になったような気がします。
4週間寝る暇もないほどの実習と提出という厳しい日々のあとに、数週間の休みが来る、というプログラムのようでした。そこでの彼から聞いたエピソードは結構面白いなと思いました。
とにかく理論と実践の繰り返しで、写真はあらゆることを学び、ダイビングまでしたり、撮影実習遠足では、多分イエローストーン国立公園だったと思うのですが、400キロ離れたその場所に現地集合だという、日本では考えられない教育内容。
モデルを持たないと実習もできないので、かなりの住民の方に声をかけさせていただき、モデルになっていただいたようです。サンタバーバラはビバリーヒルズよりももっと隠れ家的に存在しているので、映画俳優や超リッチな方々が多く、リッチさんとお知り合いになったあかつきには、とてもよい思いをしたようです。その方とはいまだに親しくさせていただいているようですが。
私も 彼が留学中は、家族で訪ね、ヨセミテ国立公園や、いろいろなところへつれて行ってもらいました。スケールの大きい国、美意識においてもある一定の基準があり、また日本とは全く違う教育方針の大学に身を置くことによって、今の彼の土台ができあがったのだなと思います。
とにかく、自分に考えを持ち、自分から動き、主張しなければ存在すら認められない所。
今、ライフスタジオで自分を顧みた時、弟のしてきた行動と比べると差は歴然としています。
けれど、今思っているのは、血のつながった弟がやれたことなのだから、私にできないはずはない?!の思いでもっと行動してみようかな・・・っていうこと・・・。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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