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【 親友。】

投稿日:2021/3/6     更新日:2021/3/6

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写真を残したいと思うときはどういう時だろうか。 

この質問をしたときにそれぞれ色々な事を思い浮かぶと思います。 

 

「その瞬間にしか起こらないことに出会った時」 

「美しいと感じた時」 

 

この二人も思うものがあってご来店されました。 

 

二人とも今を駆け抜ける18歳、撮影日前日が高校の卒業式。 

高校生活にゴールを迎え、人生としてまた新しいスタートが待っています。 

二人の関係性は中学生の時からずっと一緒で分かりやすい言葉で表すと「親友」ってやつです。二人は、限りなく流れる時間の中で大事な節目として写真を撮影しに来てくれたんのです。 

 

 

 

 

 

二人の仲の良さは、撮影中にものすごく伝わってきて何をするにも笑顔でふざけあい心の距離が近く感じました。 

実は上の写真の左の子は少し前に家族皆さんでご来店されました。 

そこでは、あくまで家族に見せる表情や雰囲気があったのですが、今回はお友達との撮影。 

そこには家族に見せる表情ではない彼女の姿がそこにはありました。 

上の写真を見てわかる通り基本ふざけあっています。 

実はこの写真は二人が全力で変顔をした後の写真、変顔の写真はさすがに皆さんにお見せするのはやめておきましょう笑。 

 

今回の撮影で希望を聞いたらクールな写真が欲しいとおっしゃってくれました。 

そこで撮影したのが最初の一枚です。 

個人的にこの写真で意識したのが3つポイントあります。 

 

まず写真を撮る際に大事なのは主題です。今回の写真の主題として「クール」ですね。 

クールを調べるとかっこいいや落ち着きのあると出てきてそこを踏まえて説明させていただきます。 

 

 

ポイント1:露出。 

画面の明るさとは写真のイメージを作ってくれます。 

笑顔なら明るい写真、真顔なら暗い写真が合うイメージがあると負います。(例外あり) 

今回の主題として「クール」ですので画面全体のトーンを下げます。 

写真全体てきに陰影を作るようにし、写真全体のイメージを明るいから落ち着いたイメージに変換します。 

 

ポイント2:表情 

クールと考えた際に、まず笑顔の写真を思い浮かべる人は少ないと思います。 

そこで表情を笑顔から真顔に変更した際に、先ほどポイント1で上げた露出の効果がより際立ちます。 

 

ポイント3:自然光+アンバーのライトを使ったライティング 

今回の写真は二つのライトを使っています。 

一つ目はメインとして使った自然光です。撮影日当日、天気は曇りでしたので被写体に柔らかい光が順光で当たるようにしました。 

二つ目は、被写体後ろにあるアンバーの光を出しているライトです。 

目的としては、背景の立ち上げと雰囲気づくりのための間接照明、青がかっている写真に補色の追加、それと画面に温かさを足したかったからです。 

「クールなのに温かさ?」と感じるかもしれませんが、これは私個人の感覚ですが人には温かさがありいくら隠そうとしても出てくるものだと思っております。それを表現するのにアンバー色はあっててそれを足すことが目的です。 

このアンバーのライトには複数の意味合いが詰まっています。 

 

 

それがこの一枚です。 

 

これから二人は別々の道に進むため違う学校に通うことなり、そこで色々な事がそれぞれ起き壁にもあたります。 

二人は離れてしまいますがお互いの存在がきっとこれからも強い味方であると願い、私は写真で二人の背中を押させていただきます。 

 

ご卒業おめでとうございます。 

 

 

余談ですが、彼女たちの大学生活。

二人とも同じ県で学校の距離も離れていないので高頻度で会えるそうなので、めでたしめでたし。 

 

 

 

photo by Nihei  

 coordinate by Muu 

written by Nihei 

 

 

 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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