Photogenic
水戸店
人生の主人公を生きる
投稿日:2025/8/7     更新日:2025/8/7
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ー「あなたはあなたの人生の主役です。
自分の人生の主人公として生きて下さい」ー
いつか読んだ本にこのように書いてありました。
かけがえのない人生をそのように生きられたら・・・。
ライフスタジオ水戸店が必ずドラマティックなインテリアで
お子様を撮影しているのは、
あたかも童話の主人公のようであってほしいという願いから
きています。
一見現実から離れているように見えるかもしれませんが、
視覚的に、「童話」の「主人公」のようであることが重要だと
考えているのです。
引っ込み思案でも、泣き虫でも、うんと元気ちゃんでも
みんなそれぞれの個性があって、その個性を写真で肯定して
あげたいのです。
ではなぜ「ドラマティックなインテリア」にこだわるのか
その理由を述べたいと思います。
私は、このライフスタジオ水戸店のある百貨店、まさにこの場所に
生まれ育ちました。
再開発で百貨店は敷地が大きくなりましたが、開発前のこの場所で
日々を過ごしていました。
実家は創業133年(ペリー艦隊が浦賀に来航してから35年後)に
なる写真館です。
実家のスタジオや暗室も子供にとってはとても刺激的で楽しい
遊び場所でしたが、隣接する百貨店も様々な刺激を私に
与えてくれました。
家具売り場では、仮想自分の部屋を創り、書籍売り場はほぼ図書館
地下階から屋上遊園地・動物売り場まで全てを網羅し遊びつくす
毎日をすごしました。
百貨店は美しいもの、楽しいものに溢れ、私の感性の基礎を築いて
くれました。
今それが自分のスタジオづくりに活きていると実感しています。
私はひそかに「美しい視覚的な体験と楽しい思い出がある子供は
少なくとも絶対に悪い大人にはならない」
と信じています。
ライフスタジオはそれを実現できる場所だと思っています。
たった2時間だけれど、強烈に思い出として心に刻まれれば
そのお子様の人生の心の中に「美しい種」として残り、
スタジオに写真を撮りに来ようと思ってくださる家族思いの
ご両親にそうされたように、将来の自分の家族にも同じように
愛情を注ぎ、人生をゆたかに生きてくれるであろうと・・・。
だから、その思いを強烈に残せる事を具現化したら
こんな形になりました。
写真を通して私達にできること、幸せはそれぞれが感じるもの
ですが、幸せを感じることのできる心を育むお手伝いを
していくことが使命だと思っています。
やっと写真そのものの話になりますが
この写真は一灯ライトです。高部からの小さい光源のLEDライト。
暖色にしています。
暖色がこの温かみと重厚感のあるこの場所にぴったりで
尚且つ一筋の光のなかに人物が浮かび上がって
古典絵画のような仕上がりになりました。
赤ちゃんでも十分に可愛く、存在感増し増しで撮れます。
時代が敢えてわからないようなセッティングと可愛いコスチュームが
却って何年経っても色あせず、古くさくならず
存在し続けてくれると思います。
普段ほぼ8割を逆光で撮っていますが、このシチュエーションに限って
言うと人物の主体が浮かび上がるように感じられるのかなあと思います。
この赤ちゃんが反抗期も過ぎて、自分の人生についてを
考えるようなお兄さんになったら
もう一度この写真を見て、親子について、自分の人生について
幸せについて、色々思ってくれたら嬉しいです。
coordinated by matsu
photo by mikiko
written by mikiko
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