Photogenic
水戸店
【 凛として。】
投稿日:2020/6/20
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水戸店には着物撮影のために使う畳があるお部屋があります。
二階の一角にあるその部屋は、自然でナチュラルなインテリアとは違い日本人が大切にしている侘び寂びを意識したイメージで作成されました。
写真はイメージを具現化するものだと思っており、着物の場合、そのイメージが「静」。
静かな動きの中に、美意識が詰まっています。
画面を背景や体のラインを使い線で構成し、頭部の丸みと前ボケの丸みで合わせる。
画面をごちゃつかせず、シンプルに構成することにより「静」を表現します。
この時に大事なのは、必ず垂直水平にすることでここで画面が傾いていると安定感がなくなってしまい崩れてしまいます。
この子は、七五三の撮影でご来店されました。
パパがアメリカ人、ママが日本人のハーフの子です。
話を聞いたら、来年にアメリカに帰るらしく日本での生活はあと少ししかありません。
だからこそしっかり丁寧に残してあげたいという気持ちでした。
しっとりとした雰囲気の中に凛として座っている彼女、ダンスをやっていて一挙手一投足綺麗でまさに「静」を表現していました。
あとはシャッターを切る、それだけです。
僕の引きの写真は絵のような写真が目標です。
絵というのは、ゼロから描くもので有名な絵画や、美しいと思う絵は全てのバランスが統一され、計算され尽くされています。
それを写真という、自分の意思だけではなく、被写体という意思がある中いかに絵画のような、バランスが良く、計算された一枚にする。
お客様が笑顔になるために。
photo by Nihei
coordinate by KAZUKI
written by Nihei
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