Photogenic
水戸店
【 二人の時間を。】
投稿日:2020/4/20
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カメラマンをしていて、このスタジオで働いていて時折思うことがあります。
それは、兄弟写真を綺麗に残すことができる羨ましさです。
私の子供の頃は、ライフスタジオのような第三世代の写真館はまだなく、よくある第一、第二の写真館ばかりでした。
親がカメラが好きで、日常の写真はたくさんあります。
私は三兄弟の次男で、兄と妹がいて3人で川の字で寝ている写真や、まだ産まれたばかりの妹を私と兄が覗き込んでいる写真などたくさんあります。
しかし、こういった非現実な空間で統一された写真はなく、だからこそお客様には綺麗で普段撮れない写真を提供しています。
本題に入りたいと思います。
今回の写真、被写体は男の子の兄弟です。
元気で決めるときは決める6歳の兄に、やんちゃでよく笑う3歳の弟。
二人を見た瞬間感じたのが二人の中の良さ、関係性でした。
ずっと二人で笑いあっていて、兄がしたことを真似る弟。
二人の今の仲の良さを感じました。
今回の撮影はちょっと遅れてしまった七五三撮影。
着物が終わって、2シーン目が兄弟撮影でした。
お洋服はお揃いのオーバーオール。パステルカラーを基調としたカットソーとベレー帽でシンメトリーにコーディが統一してくれました。
服と被写体は完璧です。
あとはカメラマンの力量にかかって来ます。
被写体にお願いしたのは座る位置、それと小物だけです。
この位置に座らし意図はスタジオの中にある木を使い、そこから第三者の視点で覗き込んでいる写真が会うと感じたからです。
そうすることにより目線誘導で自然と被写体に目線が行くようにしました。
カメラ位置をからにすることにより、上記で挙げた第三者の視点をより感じやすくするため。
被写体とカメラの位置が決まったらあとは最後の声かけです。
「その果物の中から好きなやつを選んでっ」
そうすると意識がカメラから物を選ぶということに変わり、自然な動作になるわけです。
そこでシャッターを押しました。
二人はこれからも成長して行く中で、それぞれの時間軸を過ごして行くことになります。
しかしその中には二人で交差している時間がある事。そしてそれが、後々それがかけがえのない大切なものになる事を覚えていてください。
二人の時間を。
photo by Nihei
coordinate by KAZUKI
written by Nihei
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