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【 大事なこと。 】

投稿日:2020/3/20

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ポートレート写真を撮るときに何を考えて撮らなければ行けないと思いますか? 

 

光なのか、背景なのか、ポーズなのか。 

正直どれも正解だと思います。 

 

 

光も良くないと行けないし、背景も整理すれば綺麗だし、ポーズも重要。 

しかし大前提に考えないと行けないものがあると思っています。 

 

個人的に思うにそれが被写体の意図を引き出すこと。

 

ポートレート写真というのは、被写体がいて初めて成立するものです。 

自分の考えだけではなく、被写体の考えがあり、撮ってほしいイメージがあると思います。 

カメラマンはそれにいかに気づくかの勝負で、その意図を感じ取ってその被写体にあった、その被写体だからの写真を撮るべきです。 

 

日本の写真文化は、どうしても写真を撮るにおいて設定を気にしすぎる傾向があります。(個人的な考えです) 

 

どのカメラで、何のレンズを使い、どういう風に撮ったのか。 

F値は?構図は?SSは?ISO感度は? 

 

確かにそう行った知識は大事です。 

その知識があって、写真が撮れるのですから。 

しかし大事ですがそれは撮るにおいて、そこまで大事だとは思いません。 

それを考えないと独りよがりな写真になりがちになります。 

ただ綺麗なだけで、何かインパクトがそこまでな写真。 

 

 

個人的に思うに、大事なのはいかに被写体に入り込むことです。 

 

 

僕たちは、写真撮影を生業としているプロのカメラマンですが、被写体と内面的に近いパパやママが撮る写真は本当にすごく素晴らしいです。  

 

それはなぜかというと一緒に生活をすることにより被写体に深く、より深く入り込んでいるからです。 

 

被写体の子が本当に緊張なく、屈託のない笑顔を見せるのは両親の前だけ。 

いくら僕たちが遊びながら撮影するスタンスで緊張をほぐし、笑顔を出して撮っていようが内面、心のどこかしらに緊張という二文字が残っているはずです。  

 

なかなか、自分をあらわに出来ない子はそれが時として、笑顔を出しているが、素の笑顔とは違うようだったり、急に涙という形で現れてきます。 

  

必ずしも、緊張がないという状態はないのです。  

 

 

 

もしこれから自身のお子様の写真をとる機会があったらどんどん撮影してください。 

そこには緊張なく、僕らでは撮影できない表情をしている被写体がいます。 

 

ただ、僕らも写真のプロです。 

僕らは僕らにしか撮れない写真を撮らせていただきます。 

 

被写体に僕なりに入り込み、その子がなりたい自分、撮って欲しい自分、意図を読み取って僕なりに考え残したいと思います。 

 

 

 

そこに、被写体の意図はあるのか。 

 

 

 

カメラをやっている人も今一度それを考えてみるのも面白いかもしれません。 

 

 

 

 

 

photo by Nihei      

 coordinate by KAZUKI   

written by Nihei 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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