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写真分析68
投稿日:2012/12/30
833 0
100m f2.8 1/125 iso1250
構成要素
光:
左からの蛍光灯。
被写体の顔にちゃんと斜光で入るような角度になっている。
また、被写体全体を見ても左から右に光のグラデーションができていて、服の質感
や被写体そのものの存在感などが強調されている。
背景
少しだが自然光が入る事から見える程度の明るさはあるが、ライトは点灯していないので
被写体と比べて暗くなっており、その明暗差でより被写体に視線がいくようになる。
ポージング:
この写真のポイントは、被写体にこの体勢をしてもらうまでの誘導と、その前後の写真とのつながりである。
写真は一枚で全てを物語っている事がベストではあるが、それ+前後との関係、もしくは75枚の
関連性が非常に重要である。
しかし動画ではないのでその連結が非常に難しく、間違った解釈をすれば動画のコマ送りのような
連続写真ができあがる。
そうではなく、上に書いたように一枚が物語を持ちながらも前後とストーリー性を持つ事が理想である。
この写真はちょっとしたストーリーの二枚目に該当するのだが、椅子に寄っかかるところから始める事で
色んな動作が可能になり、色んなアングル、焦点距離、表情を加えて色んなバリエーションをとることができる。
フレーミング:
被写体のみを大きくトリミングするようなフレーミング。
自ずと見ている人の目は被写体を追うようになる。
明暗差により顔に目がいき、そのまま被写体全体を見る。
上部と下部をギリギリ、もしくは少しカットすることでできる圧縮効果。
圧縮効果を出す意味は、文字通り被写体に集中させる事。
無駄な空間を無くし、被写体以外に目が向かないようにする方法として用いる。
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