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写真分析66
投稿日:2012/12/23
717 0
70mm f2.8 1/125 iso320
構成要素
光:
左からの蛍光灯。
真横ではなく、被写体の顔の7割くらいに当たるように設置されているので、
きっちり明暗ができるというよりは表情全体に光がまわってどちらかというとやわらかい
印象になっている。
それでもある程度の明暗差はついていて、髪の毛の左からみぎにかけて光の差ができている。
フレーミング:
クローズアップなので画面のほとんどを顔の部分で占める事になる。
またそれを横写真で表現するということは色んな要素を含めないといけない。
一番印象に残るのは髪の毛。
巻かれた髪を入れることで女性らしさや彼女の印象を決定づけるものになる。
上部は、被写体の顔と巻き髪に集中する為にかなり大胆にカットされている。
しかしこれがもし頭部をきちんと入れた写真にしていたら巻き髪の印象が弱くなり、
特徴のあるクローズアップにならなかったかもしれない。
ではなぜ頭部を切っても不自然ではないのか?
不自然になるボーダーラインは、前髪左目の上の一番はじっこの部分、これを下回ると
今度は切られたような感覚になり、窮屈にもなってくる。
また、写真の上辺のほぼ全域に髪の部分と重なっており、切れたというよりも写ってないだけという
感覚になっていて、もし横写真にも関わらず上辺の半分くらいしか髪とかぶっていなかったら不自然に
なっていたかもしれない。
ポージング:
このような写真を撮るときに気をつけなければ行けないのが、目の位置である。
被写体によって目の適切な位置があり、それを間違えるとかわいいポイントを抑える事ができない。
この写真を撮るにあたって目線をキョロキョロ動かした。
それによって彼女は目が少し見えてしまうよりも伏し目がちのほうが美しかったので選択した。
首も少し傾ける事で巻き髪も強調される。
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