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京都桂店
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写真分析65
投稿日:2012/12/23
724 0
140mm f2.8 1/125 iso500
構成要素
光:
画面右からの蛍光灯。
被写体から見て正面から光を当てて、被写体から見て右の位置より撮影することで
顔全体に光が回りながらも斜光のように撮影することができる。
画面左のレンガに影ができるのも特徴で、これにより写真のバランスをとる事が出来る。
背景になっている緑の壁の部分はもう少しライトの向きを考えて、暗く落としてしまえば
もっと被写体に集中できたと思う。
フレーミング:
上にも書いたようにレンガの影がひとつのポイントになっていて、普通人は縦長なのでバランスをとるには何か違うものを一緒にフレーミングしたりするが、後ろの影をいれることで二列分の横幅を持つ事になり、フレーミングをする際にバランスがとりやすくなる。
上下のトリミングはいわゆる圧縮効果のあるトリミングである。
被写体の上下に空間を作らない事で無駄なスペースを無くし、被写体の主張を強くしている。
大切なのは上下の切る位置である。
間違った切り方をすると人が切られたような写真になってしまうので注意が必要で、
この場合帽子と靴をはいているので切られている感覚は少ない。
右部分は被写体が切れないギリギリのラインまでけずっているので、よけいなものが入ったり
空間ができたりしていない。
レンガと平行であることもポイントで、これが曲がっていたりするとバランスの良くない写真に
なってしまう。
ポージング:
何かをしている最中の写真をよく撮る。
何かをしている時というのはカメラを意識しない素の表情をしているから。
また、行動そのものにも固さがなく普段のような動きを撮れる。
洋服を着るという行為もそのひとつで、毎日する作業だから一番自然な表情をしてくれる。
そこをうまく形にすることがライフスタジオの醍醐味だと思っている。
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