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京都桂店
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写真分析61
投稿日:2012/12/23
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photo by Mr.Lee in shinmatsudo
構成要素
42mm f3.2 1/60 iso1000
光:
蛍光灯。
被写体の顔に必要な光量を画面真ん中にある小窓かたのライトで補っている。
それがメインライトとなっていて、その他に補助光となっているものがいくつかある。
まず画面左のライトも点灯、左下の階段のあたりなど暗く落ちるところを補助している。
次に被写体の足下。これは見栄えの面もあるが、これにより被写体に目が惹かれる。
また、被写体の顔を見るとメインライトからの影響が6割で、顔の右側2割くらいにも
光が当たっている。
ということは画面右側からの補助光も点灯していることがわかる。
全体的に白のイメージだからわかりづらいが、画面を上下で半分に分割すると
屋根の部分と下の部分で多少の明暗差がある。
明るいイメージを保ちつつも被写体が主役であるという意図が考えられる。
フレーミング:
42mmという焦点距離から考えられるのは、屋根の広がりなどを強調して広がりのある感覚を狙っている。
縦のラインを左右のインテリアと合わせて軸となっていることで広角にしても安定感が出ている。
下部に見切れている車の模型。
一見本当に見切れただけのように見えるし「無くてもいいんじゃないか?」と思うが、
この写真の重心がどこなのかを考える。
屋根が強調されているのでそうしても上に重心が寄りがちになってしまい、安定感を欠いてしまう。
もし仮にkの車の模型が無かったら、被写体の足下が軽くなりさらに重心が不安定な写真になっていたかもしれない。
ただし、そういう意味で入っているのなら雰囲気にあった小物でもよかったかもしれない。
色も上部が黒、真ん中が被写体含めて白、下部が赤という風に三分割できる。
ポージング:
足を組んでいる点がポイント。
だいたいは何もしないか足首あたりを組むことが多いが、これくらい大きい子だったらこうしてあげる方が大人っぽさが出る。
何かモノを撮ろうとしている仕草だが、その瞬間を逃さない事、そして手を伸ばしている事で被写体が線ではなく立体的になるので、動きのある写真になる。
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