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京都桂店
厄年のせいにしてはいけない
投稿日:2024/12/24
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28歳でライフスタジオに入った私も厄年を迎えるまでになった。しかも今年は本厄。正直私は厄年に対して懐疑的な気持ちが無くはなかった。厄年というのはただの運勢みたいなものではなくて、人間のバイオリズムや命式などいろんな要素を含んでいることは理解しているつもりではあるが、日ごろ元気な自分が厄年になったからと言って急に何かが起こるというのはにわかには信じられない部分もあった。
しかし不安なことは取り除いておきたいということで、年始には厄払いもしていただいたし、なんなら日常的に神社にも行かせていただいた。健康のために重曹クエン酸も飲むようになったし、少しずつだがジムにも行くようになった。
ところがそんな小さな努力くらいでは抑えられないのが厄年であり、大厄。
しっかりと体調不良になり、足が腫れたり目が腫れたり、ずっと治らない頭痛に悩まされ、腕をあげれば肩が痛い。汗っかきに拍車がかかったかと思えば汗が冷えて風邪をひく。半袖半ズボンで寝ていたのがウソのように気温の変化に敏感になってしまった。
体調不良になれば当然、気も落ちてくる。
なんだか思考回路が働かない日が続く。体調不良のせいにしてしまえば簡単だが、何かが自分の中に引っかかってゆく手を阻んでいる。無理やりと言っていい感じで新しい成人式撮影の準備をしているが、ことあるごとに何かが引っかかり前に進みにくい。自分が思っているような前進ができないがゆえにさらに頭痛がひどくなっている気がする。こういうことも含めて厄年だと言えるのなら逆にありがたいくらいだ。
そんな時は少し手を止めて休んでみるのも方法のひとつだと何かの本で読んだ記憶がある。確かにこの鈍い状態で無理やり前進することはあまり良い成果が生まれにくい雰囲気を出しているし、絶対どこかでひずみがでるだろう。
そう思って一日何もしないでいてみた。そしたら頭痛がさらにひどくなった。
仕事を休むと頭が痛くなるのは10年前からあまり変わっていない。やっかいな体だ。
何もしないと決めた日に「アメトーーク」をたまたま見た。「アメトーークにはまってない芸人」というくくりだった。アメトーークにはまってなくてあまり出れない芸人が、ハマってる芸人にアドバイスをもらうというものだ。その中の一節でこのようなやり取りがあった。
ハマってない芸人のBKB(バイク川崎バイク)が「自分がアメトーークに出れないのは自分の事を周りがちゃんと見てくれていないからだ」と言った時のウエストランド井口(はまってる芸人)の返した言葉。
「人のせいにしてるから出れないんじゃない?」
さらに井口は続ける。
「自分は使ってもらうためにどんな役でも、どんな内容でも受けますという姿勢でいるし、そういう態度を見せてる」と。
確かに。。。と思った。
体調不良も、仕事がうまく進まないのも、全部たまたま起こったことではないし、誰かに何かをされたわけでもない。自己管理ができてなかっただけだし、仕事も自分の計画が浅かっただけだ。それをたまたま厄年であるのをいいことに運勢のせいにして「仕方なかったね」で済まそうとしている。
何かの本に書いてあった。
「悩んでられるうちはまだ暇なんだ」
厄年が厄年たるゆえんはきっと、自分のこれまでの行いが招いた出来事であって偶然なんかではない。(もちろん不慮の事故などはあるが)これを機会に自分自身を見つめなおし、体も仕事も立て直していかないとこれから先にもっと大変な事になるぞと神様が教えてくれたのが今年なのだろう。
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