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京都桂店
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写真分析49

投稿日:2012/11/21

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構成要素
 
光:
メインライトは被写体に対して後ろからくる蛍光灯。
この蛍光灯は光の役割と背景として一貫性を持たせるためのライティングともなっている。
また、右から来る自然光が補助光の役割をして被写体を明るくしている。
 
ポージング:
この写真の核心部分。
被写体の配置を考え、最初からこの写真を撮るつもりでやらなければいけない。
 
また、この写真の前後関係も重要となる。
この写真だけを撮るのであれば最初からこの配置にすればいいが、それではたくさんの時間を使うし
いい流れとは言えない。
どういう写真からこの写真になり、その次はどういう写真になるのか、それを考えながらやらなければいけない。
おそらくこの写真の前はパパさんが立った状態で基本的な形の写真を撮っている。
そこからパパさんに近づいてもらうのが最も簡単にできるが、具体的な指示をしないとこの形にはならない。
 
私がこのポージングをしてもらうとしたら、パパさんに伝えるのは
「足を広げて顔をこの位置までもってきてほしい」
「右手はママさんの腰に」
「顔をギュッと近づけて」
「みんなを引き寄せてください」
 
欲を言えば下の子の足のポジションを右に流してあげれば収まりがもっとよくなったかもしれない。
 
フレーミング:
上にも書いたが写真下部の整理がもう少し必要だった。
子供の足、ママさんの足、もしこのぐらいの被写体の大きさで切り取るのであれば
切り取り方としてはほぼ限界まで寄っている。
パパさんの頭が少し切れるくらいまでよってもよかったかもしれないが。
 
もうひとつのポイントはカメラの傾き。
普通に水平に撮っていれば家族の形が四角くなって収まりは悪くないかもしれないが
バランスがいまいちだったかもしれない。
この写真の場合、パパさんを頂点とした菱形を作るようにフレーミングしている。
そうすることによっていわゆる山の形になりバランスが良くなる。
写真右のパパさんの腕の切り方にも注意しなければいけない。
 
もし完全に袖のないところで切っていたら腕が外から出て来ているような写真になってしまう。
 
この写真はフレーミングとポージングのバランスによって成り立っている。

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