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京都桂店
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写真分析48

投稿日:2012/11/21

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構成要素
 
光:
被写体の右からの自然光のみ。
かなり強い光の為床からの照り返し、階段からも照り返しがきていて、
下を向いている被写体の顔に正面から光が当たっている。
ポイントは顔に当たっている光とその他で明るさに差があり、被写体の表情に
目がいく。
もし光があまりよくなかったら、明暗差の少ないのっぺりとしたただの整理された写真だったと思う。
 
フレーミング:
全ての収まりが奇麗にまとまっていて、すっきりとギュッとした印象。
決定的なポイントは、全ての縦の線がきちっとしていることと、はしごの右端の部分を入れずに切っている事。
まず、すべての縦のラインがフレームに対して水平であるということ。
左の前ボケとはしごがちゃんと並んでいることで整理がされている。
はしごの右端は、もしはしご全てが入っていたら画角が少し広がり、はしごの斜めの部分の上の方に
空間ができ、よけいな部分が増え、被写体への集中が下がる。
また、せっかく左側で作った縦のラインの安定が、右に斜めのラインが入る事でだらしない印象になる。
そこを途中で切る事によって斜め感を少なくし、むしろ切った事で縦のラインの印象を与えている。
上部を少し切ったのは、下部もそうだが写っている主役とフレームの間に幅をなくす事でよけいな部分をなくし、
より被写体に集中できるようにいわゆる圧縮した写真となっている。
 
ポージング:
まず光を見て、良きところにはしごを置いてある。
登ってもらう事を想定して光が斜めから入るようにしてある。
ある程度登ってもらったところで光の一番いい場所を探し、そこで
止まるように声をかけ、何かに集中している。
運良くかわいくしゃがんでくれて制作と偶然が重なり合ってできあがった。
 
 

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