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☆徹底のリーダーシップ
投稿日:2012/11/10
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著:ラム・チャラン 解説:柳井正
中之内 隼
『器』が立場についてきていない人を見ているといつも思う事がある。
「この人はどうやってここまできたんだろう?」と。
だれしもその地位についたばかりの時は新米で、実力が間に合っていないことなんてのは
たくさんある。
しかし何年もその地位にいたりする人でもそれを感じると、その地位まで行けない人との差はなんのか
わからなくなる。
そしてもうひとつ思う事。
今その立場にいて感じる事はないのか?
私は毎日自分の力の及ばなさにイライラしている。
私の器はまだまだ小さい。
乗せられる量自体が少ないから山盛りに乗っていたとしてもたかが知れている。
それに、器の小ささを理解していないと、量は少ないのに山盛りになっていることで満足してしまう。
私は現在、自ら実践することを目指してやっている。
自分ができるもの、そしてこれからやらなければいけないこと、それらをまず自分がやり、
皆に納得してもらい、信頼してもらうことに重点をおいていた。
この本にも「自分が自信の無いものを人にやらせるのか?」と書いてあった。
リーダーは常に実行する人間であり「泥にまみれるモデル」であるべきだと。
まさにその通りで、偉くなると視野が広がる分自分の足下を見なくなるケースが多いが、私は
どんなことでもやってみんながそれを真似しだすような人でありたいと思っている。
誠実さと信頼を得る一方で、反対に仲間の言動にも気を配らなければ本当の信頼は得られない。
先述したのは自分についてきてもらうための行動であり、こちらは仲間達の向上心を引き上げるための
行動と言える。
スタッフ達の悩みはなんなのか?問題の本質はどこなのか?
結局上から見ている以上それは手に入らず、常に同じ目線でいる必要がある。
この本にそれは「地べたの情報」と書いてあった。
自分の世界観を伝え、自分の限界を知り、それを突き破る為の現実を知る事。
それを共有するのが仲間であり、共に向上していく。
そし現場の問題の解決に必要なことは正論を押し付けることではないと思っている。
確かにわかっていないスタッフには教える必要があるし、新人教育というのは
その新人の未来を変えるし、もっと言えば組織の未来を決める。
しかし人間は皆同じタイプではない。同じ事柄でも言い方が同じでは10伝わる人もいれば5しか伝わらない人もいる。
これは伝えてもらう側は毎回変わるが伝える側、すなわち先輩はいつも同じスタンスだからだ。
伝える側が相手によって伝え方を返る事で、同じ事柄がみんなに10伝わるようになるのではないだろうか?
「昔は怒鳴っていればよかったが、現代の若者はその人によって伝え方を変えなければいいけない」
他の本で野村監督が言っていた言葉。
私はそれを遵守しようと思っているし、この本には「勇気づける為の演出家」という言葉もあったが、
あるときには芝居を打って出ることも必要ではないかと思っている。
この本を読んで改めて思ったのは、わたしに必要なのは器を買い替えること。
そろそろ次の大きさの器を用意して、また積み直さないといけない。
その為にたくさんの情報をインプットして、またアウトプットの積み重ねを続けていけなければいけない。
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