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京都桂店
写真分析29
投稿日:2012/9/1
707 0
家族写真
シャッタースピード 1/64s
絞り f/5.7
iSO 800
レンズ焦点 75mm
ホワイトバランス 自動
構成要素
光:
メインライトは逆光。
左後ろの窓からくる自然光が半逆光となって被写体の輪郭を作っている。
後ろにあるライトも点灯していて、オレンジも点灯しているので所々に色のポイントとして見ることができる。
背景が白で床が木目のために少し違和感を感じるかもしれないが、床に光が反射してそれがうまく薄らいでいる。
フレーミング:
繰り返しになってはしまうが、横写真にするには理由が必要となる。
この写真の場合被写体が右によってるので、左の空間の説明ができなければ見た目がどんなに良くても完成された写真にはならない。
私の考えでは、この写真の左の空間の意味は、その場所にいることの証明ではないかと思う。
この場所にきたこと、このインテリアで撮影したこと、何枚かある家族写真のなかでそれをわかりやすく表現した一枚なのでは無いかとおもう。
その為に計算されていることがいくつかある。
まず左にある柱。
これがポイントとなっていて、写真を引き締める要因になっている。
この柱が左に流れそうな重心をグッと止める役割をしている。
また、そのすぐ下にある前ボケしている白い物体も同じ役割をしていて、もしあれがなかったら木目が見えて少し安定感の損なわれる写真となる。
ポージング:
家族写真のベースはお父さんになることが多い。
まずお父さんを座らせてから配置していく。
このポージングの核心は手。
全員の手がつながっていて、この家族の関係性を表している。
このような細かい指示が写真のクオリティをあげる役割をしている。
あえてさらにクオリティがあがる可能性があるとしたら、女の子とお父さんがつなぐ手は左手だけにして、二人の右手は自然な形にして女の子の顔を少し倒したらいいかもしれない。
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