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京都桂店
5月主題
投稿日:2012/4/30
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5月主題
1.社会正義とは何か
正直な話、この言葉の存在をあまり知らなかった。恥ずかしながら。
でもこの言葉を聞いてハッと浮かぶものがある。
アメリカ?(笑)
(笑)なんて付けだが「世界の警察」なんて言われてるくらいだから案外そうなんじゃ?
なんて思ってしまう。
もちろん利益の為に戦争を起こすような国だし私だって絶対違うと思うけど、じゃあ近隣の国が何かしてきたときにアメリカに助けを求めるのは?他ならぬ日本です。
ただもっと一般的な、世界中の誰が見ても正しいと思えるものはなにか?
それは人が生きる権利ではないかと思う。
人権。
日本には「基本的人権の尊重」という憲法がある。
最低限人が生きる為の権利を国が保障するという意味だが、これが守られているか守られていないかは別として、これが国として決められているということは本当にすばらしいことだと思う。
人間社会においてこの権利というのは当然のように存在していて、これが無ければ何も成り立たないというくらいだ。
しかし残念ながら人権を持つことができていない人も当然ながら存在している。
しかも人権を持っている人よりも多くの人間が。
今日食べるものもあるかわからない。
家に屋根が無い人もいる。
そんな人が多くいるこの世界で人権を社会正義といえるのだろうか?
私の考えでは、社会正義、つまり人権というのは誰にでもあてはまる当然の権利だと思っている。
ただそれが得られていない人もいることは確かで改善していかなくてはいけない地球規模の問題だけれども、守られていようがいまいが人権というものを尊重することは誰もが正しいと思うことなので、社会正義と言えると考えます。
2.新自由主義と社会正義の関係性
新自由主義については、私は資本主義の典型的行動だと考えている。
郵政民営化。労働基準の規制緩和。
最近日本で起きたことだけでも影響力の大きかった事柄がたくさんある。
これと社会正義、私の場合は人権という風に定義したが、その関係性は一長一短があると
思っている。
新自由主義的発想は、いわば「がんばったもんの中でも超がんばったもんが勝つ」といった感じなので、ある意味平等に上へとあがるチャンスはある。
例えばそうじゃない国を見てみると生まれた瞬間から人生が決まってしまう人もいる。
そういう意味では生きて成長するための権利が与えられるので一致している部分があると思う。
この考えと背中合わせなのが貧富の差である。
がんばれば上がれる反面、そうじゃない人との差が広がり、時には生きる権利さえも失ってしまうことがある。
また、新自由主義によってもたらされた様々な便利なことがあることによって人間が本来持っていたお金やモノじゃない豊かさのようなものが失われてしまったように感じることもできる。
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