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京都桂店
原因と結果の法則
投稿日:2011/11/29
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原因と結果の法則
この本が発行されたのは1902年のイギリスで、以来、聖書の次に読まれている本らしい。
現在世に出ている数ある自己啓発本はこの本がルーツとされている。
そんなすごい本にもかかわらず本自体は案外薄くて読みやすい。
和訳の本になるので言い回しがむずかしかったりもするが、ルーツとなる本なだけあって言いたいことはほかの本でも出てくる内容だったりするのでわりと理解はしやすかった。
読んでみたら「そんなことはわかってるよ」と思うこともたくさん書いてあるけれど、実際それを実行できている人はほとんどいないし、私自身、この年になってようやく意識をし始めたばかりだ。
「そんなことわかってるよ」というものを慣れ、行動に移すことが当たり前になるようにしていきたい。
「出会い」というのは決して偶然ではなく、必然なのではないか。
自ら行動をするようになってから本当にそう感じることが多い。
自分がこうなりたいと願うとそれを助けてくれる人に出会ったり。
モノに対してもそうだ。
自分が道に迷っていると、ふと手に取った本が道案内をしてくれたり。
この「原因と結果の法則」もそうだった。
今まさに読みたい、読むべき本だった。
「環境は思いから生まれる」
この言葉を読んで私は納得と同時にショックを受けた。
私は環境に影響されやすい人間だ。
付き合ってる友達が怠けていると自分の成績も下がり、友達の成績が上がると自分も上がる。
覇気のない環境で仕事をしていれば自分もやる気がなくなる。
良く言えば順応性があり、悪く言えば自分を持っていない人間だ。
「人間の心は庭のようなもので、手入れをしても野放しでも何かは生えてくる。種を植えれば花が咲き、そうしなければ雑草が生い茂る。もしあなたが素敵な人生を送りたいのなら、心の庭を掘り起こし、雑草を取り除き素敵な種を育まなければいけません」
それはまるで私のことで、今まで自分の庭を一切手入れをしてこなかったのだと痛感した。
周りに合わせて雑草が生い茂り、まるで人の庭のようになっていたし、
たまたま良い環境に身をおいてよい結果がでたのも、たまに風に乗ってきた花の種が自分の庭に落ちてたまたま花を咲かせていただけなのだと。
「あなたがその作業を続けたならば、あなたがあなたの人生の総責任者であることに気づく」
自分の庭を人のモノで溢れさせていた人間が人生の総責任者を自覚しているはずがありません。
「環境は人を作らない」
これも私にとっては衝撃的な言葉です。
周りに左右されやすい性格だと認識していたのに、環境は人を作らず、環境は自分自身が外に漏れ出しているもの。だそうです。
確かに周りがどんな環境であろうとも自身の行動を決めるのは自身であり、結局は自分の判断や内面が出た結果が行動に出ていると考えられる。
ようは甘いということか・・・?
この本に書いてあるのは、そういった内面にある「原因」を養い外側に出る「結果」に戦いを挑むこと。
その原因は無意識のうちに手にしている弱さかもしれないがそれが何であっても環境を改善しようとしている努力を執拗に妨害してくる。
よってまずは「原因」を改善しなくてはいけない。
ここまで自分の弱さを言い当てられると情けなくなってきますが、自分における「原因」とはやはり弱さであり、自分の庭に生えてくる雑草を刈り取らないことだと思う。
「目標」とっての最大の敵は疑いや恐れである
「達成できるのかな」「めんどくさいな」こういう思いが一番の敵であると言わずもがな書いてあります。
結局目標達成を邪魔するのは自分であり、人生の弊害は自分である。
「成功」を目指すならば、自分の欲望の部分を犠牲にしなければいけない。
そして「成功」の度合いが大きければ大きいほど犠牲になる部分は大きくなる。
「大金持ちになりたいけど仕事はほどほどに」とか「サッカーうまくなりたいけど今日はゲームしよう」とか、さっきの成績の話じゃないが、自分の弱い部分が出てしまうと「成功」という結果は程遠いものになり「自分は向いてない」とかいうことになってしまう。
私は旅が好きで、今年の前半までは日本のいろんな場所に旅に出ていた。
それが転職をしてからは一度しかない。それも休みを取ったわけではなく普通のお休みに。
私はこの本を読む前、つまり転職を決断したときに、成功をする為にも旅ができなくなってもいい。そういう決断をした。
たいしたことは無いかもしれないが、欲望を犠牲にしなければいけないという点においては自分でも感じて実行していたのだろう。
「あなたの思い描く理想は、あなた未来の予言にほかならない」
コロンブスは、新大陸を絶対に見つけると信じ続け、発見することができた。
しっかりと胸に思い描き、理想の花を庭に咲かせ、気高い夢を見ることが成功の秘訣である。
「ねがいよかなえいつの日か そうなるように生きてゆけ」
いつかブログに書いたB'zの歌詞。
いろんな本を読み、いろんな人の話を聞いて、それぞれの分野がありながらも少しずつ重なっていて、それらを自分のなかでリンクすることができた時、心の庭に思い描いた花が咲かせられる。
最近、そう思っています。
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