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この1枚の写真への長い道のり〜53
投稿日:2024/7/8
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「似ている写真」を定義したことがあるだろうか。
フォトグラファーの皆さんの考える「似ている写真」とはどのような写真のことを言いますか?
たくさんの写真データを渡す仕事をしている私たちにとってこの「似ている写真」をいかに省くかが一つのテーマになっているのではないでしょうか。似ている写真というのは、その言葉だけを聞けば非常に簡単にわかるような気もします。光が似ている、構図が似ている、画角が似ている、場所が似ている、カメラマンが動いているだけ、首の角度が変わっただけ、手が動いただけ・・・判別することが簡単のようにも感じます。
では上の写真を見て、皆さんは「似ている写真」と思うでしょうか?光も、画角も、背景も、ほぼ同じです。手や表情が少し動いただけでしょうか?
私の中ではこれは「全く別の写真」と規定します。理由はそれぞれの写真に「意味」があるからです。題名と言い換えてもいいかもしれません。一枚、一枚に題名をつけた時、それぞれが違う題名になるのであれば、それは「似ている写真」ではないと判断します。親御さんが見た時「どっちの写真も欲しい」と思ってもらえるとするならば、それはきっと一枚ずつに意味があり、違う題名がつけられる写真なのだと思っています。
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