coordinate　kudo

hairmake　moriya

 

上手くいったことと、反省点がある。

上手くいったことは、事前準備が功を奏したということだ。

モデルさんのイメージ、動き、衣装、意味不明な小物と意味不明なポージング。自由に遊んでいるようなこの写真も入念な事前準備によってもたらされたものだ。（あとは若干の当日の雰囲気）これ以上言うことはないというくらいに思った通りの状態に作戦はうまくいくと思ったし、実際に思ったような結果も生まれた。

 

反省点はここに尽きる。「光」だ。

光に関してはスタジオに足を運ばないとわからないと思っていた。そして、見れば何とかなるだろうと思っていた。ところが、みれどやれど正解が見えない箇所がいくつか生まれた。この場所もそのひとつだ。自然光とスポットライトがいくつかあるこの場所はミックス光でとるか、直射日光でとるか、スポットライトだけで撮るかの選択を余儀なくされる。しかし、私のイメージとはどれも違った。選択したのはストロボ。

だが、しばらく上手く撮れなかった。

どこを閉めても自然光を0にできない・・・。

慣れないストロボがうまく調光できない・・・。

変な汗がでた。

 

自分の力を過信しすぎていた。目の前には完璧に仕上がった状態が待っているにもかかわらず、自分が準備できていなかったのだ。

 

「衣装とポーズ」に集中するといった。たしかに集中していた部分は上手く行ったが「当日でなんとかなるだろう」と思っていた「光」の部分でつまづくとは思ってもいなかった。

 

 

そんな困っている状態のところに、神様が現れた。モデルさんのお母さんが、窓の前に立って光を遮ってくれた(笑)それに合わせて皆が布やらなにやらで光をさえぎってくれた。

 

「神様・・・」

 

少し冷静になれた結果、この写真が撮れた。

完全にイメージしてた写真。

写真は、７０％ぐらいイメージ通りになれば成功だが、この写真は９９％イメージ通りだ。

 

なんか、うれしかった。