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京都桂店
ライフスタジオの企業理念その5「労働と人生の一致」
投稿日:2020/5/1
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ライフスタジオには「企業理念カード」というのがありまして
そこには主に3つの概念が書いてあります。
1:美しさを表現し、思い出を記録する楽しい遊びの空間
2:人が人を人として
3:労働と人生の一致
今回、休業期間を活用して企業理念を深掘りしようという所沢店の企画ですが
いよいよ最後になります。
労働と人生の一致・・・この言葉を聞いて、みなさんはどのような状態を
思い浮かべますか?
社畜・・・??
思った人、いますよね。絶対いますよね。
自分の人生の時間をたくさん使って一生懸命仕事しよう。的な。
まあ、もちろんそうではないわけです笑
この言葉がもしそんな意味だったとしたら一つ前の「人が人を人として」とは・・・
てなことになってしまいます。
企業理念の深掘りをする前に、そもそも企業理念ってどのくらい重要なの?というところから。
企業理念の重要性
こんなご時世ではありますが、通常であれば4月というのは会社にとって新しい人たちが入ってくる時期でもあります。
企業理念全般に言えることでもありますが、例えば新入社員に企業理念を
正確に伝えなければいけないとしたら、先輩のみなさんは自信ありますか?
労働と人生の一致とは自分の時間を仕事のために使おう!と説明をすれば
新入社員はそのように理解します。
自分が話した内容が、新入社員はそのまま受け取ります。
なんか怖いですよね。だからベテランは企業理念の話をしなくなっていき
次第に目の前の業務のことだけが話されるようになります。
そうなると、今度は新入社員も会社の事が理解しないまま日常業務をするために
仕事に対する虚無感が次第に現れ「なぜこの仕事をしているのだろう」と思い始めます。
その後は辞めていく人たちを見届けるか、お金のために働く人と共に店舗運営をしていくかの二択を会社としては選択を迫られます。
それくらい企業理念をしっかりと頭に入れるというのは重要であり、皆が同じ方向を向くというのは会社にとって不可欠です。
ということで、企業理念最後の言葉「労働と人生の一致」を自分なりに解説してみたいと思います。
●先に結論
労働と人生の一致とは「仕事を通して自己実現をする」ということだと思っています
どんな死に方をしたら、あなたは後悔が残ると思いますか?
好きなアイドルのライブにいけない事ですか?
お金持ちになれなかった事ですか?
それらも後悔のひとつではあると思いますが、もっと根本的な後悔が残るような気がしませんか?
私だったら、、「生きてきた毎日が充実してなかったな」と思う事が最も後悔が残るような気がしています。
補足すると・・・
労働と人生を一致させたいと願うのは
労働時間を長くしたり短くしたりすることであったり
お金のために働くといった物理的なものではなく
自分の人生の目標と自分の仕事がリンクした
考え方のことである
反対に、労働と人生が一致していないとはどういう状態なのでしょうか?
お金のために働くのか?仕事のために生きるのか?
現代の日本人の仕事の仕方を見ていると、このどちらかしかないように見えます。
言い方を変えれば、プライベートのために仕事をするのか、仕事が人生の中心になるのか?です。
どちらも間違ってはいないと私は思います。
お金を稼がないと生きていけませんし、人生の大半を使っている仕事というものが人生の中心になるのは当然です。
しかし、反対の側面から見てみるとどちらも正しくないように見えます。
お金を稼ぐために働いているという人はとても多いと思いますが、そもそもなぜお金を稼ぐ必要があるのでしょうか?
お給料が高いといいなって誰もが思いますよね。
でもたくさんお金が欲しいのはなぜでしょうか?
生きていくのにそんなにお金が必要でしょうか?
自分がいくら欲しいのか、明確にいくらでしょうか?
私たちはなぜかお金が欲しい理由も曖昧なのに、いくらでも欲しいと思ってしまっていませんか?
これは自分の中に無意識に「消費」の概念がこびりついているからです。
自分をとりまくいろんなものがお金を消費します。
その消費したいものが多くなれば多くなるほど「もっと稼がなければいけない」と知らないうちに思わせていることになり
仕事を「稼ぐ時間」と認識し始めてしまいます。
そのお金のために人生の大半である仕事の時間を使用していると考えてみてください。
仕事が1日の8時間で、通勤などもいれると10時間だとしたら、寝る時間は8時間、残りは6時間です。
6時間のために10時間使ってお金を稼いでいるという計算になります。
もし自分の中に、仕事を「稼ぐ時間」と思っているのなら
人生の大半を「稼ぐ時間」として使っていることになります。
なんか怖くないですか?笑
仕事のために生きている人、仕事人間も考え方によっては大変な人生を送っている可能性もあります。
仕事人間にも2パターンあります。100%会社のためにやっている人と、自己成長を含んでいる人です。
前者はいわゆる社畜さんですね。こうした方もお金のために働く人と同様に、自分の人生を生きているとは言えない気がします。
死ぬ時に「充実した毎日だったな」と言えるでしょうか?馬車馬のように働いてはいたかもしれませんが、自分にとって価値ある
時間だったのかは微妙なところです。
自己成長、自己実現といったあまり普段使いはしないけどなんか良さそうなこの言葉を自分の
仕事観に含めている人もいます。こうした人は、自然と仕事が人生に活かせると思ってやっている人が多いです。
そういう人は大抵人生に目標があり、そこに到達するために仕事をしている事が多く、仕事の成長もとても早いですね。
「お金は後からついてくる」という言葉にもあるように、お金のためにやるのではなく
価値ある仕事をすれば、それに見合ったお金というのは必ずついてくるものです。
給与が20万円の人は20万円の価値を生み出しており、40万円の人は40万円の価値を生み出しているのです。
「給料あがんないな」と思っている人は、まず自分にいくらの価値があるのか考えてみてください。
昇給するような価値を生み出している人は、昇給します。
仮にその会社が社員に給料を多く与えない会社だったとしても、あなた自身の価値は市場が決めますので
あなたに見合った給与を出してくれる会社は必ずあります。
全ては共存である
労働と人生の一致という言葉の解説を少しだけしてきましたが、最後に書きたいのは
「結局は私たちは社会の一員であり、互いに与えあい、成長しあいながら生きていく共存の関係である」という事
会社は人を成長させるために存在し、人は会社を成長させるために存在しています。
会社に勤めるというのは、現象だけ見ればお給料が良いところがいいとか、労働時間が短いところがいいとか
手当て出してくれるところがいいとか、そう言ったところをみがちになってしまいます。
もちろんそれらも重要ではありますが、本当に重要なのはその会社で働いたと時に、3年後、自分がどんな姿になっているか
を想像し、成長した未来が見えているか?であったり、自分が働きが会社の成長にどう関われたか?という視点が持てるかどうか
で自分と会社の関わり方が変わったり、働くということへの考え方が変わってくるのではないかなと思っています。
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