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ライフスタジオの企業理念「美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間を通して、日本の写真文化を変えること」No.2
投稿日:2020/4/15
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「思い出を記録する」
単なる記録の意味をこえ、撮影する空間と時間の中で大切な家族愛の証を思い出として残すこと。
写真は一瞬を写した画像ではあるが、思い出は写真を通して永遠に記録される
思い出の記録として写真という媒体ほど適切なコンテンツはないと思います。
しかし、写真の性質上としての「思い出の記録」だけであれば、私たちがわざわざ
企業理念にする必要はありません。
私たちが撮影するからこそうまれる「思い出の記録」を考察する必要があります。
<ライフスタジオにおける「思い出の記録」その1>
・そのご家族だけにある年表的な意味合いをもつ思い出
例えば誕生日や七五三、入学などの記念ごとなんかはその性質が強く出ています。
記念ごとの撮影は自分たちが生きてきた証を記し、未来にその事実を伝えるために残します。これがあるとないとでは、20年後に、親子でお酒を飲むときに話す内容が変わってきます。
<ライフスタジオにおける「思い出の記録」その2>
・そのご家族と、撮影者である我々との間にある記憶的な意味合いをもつ思い出
「その1」は正直他の写真館でも撮ることができますが、「その2」こそライフスタジオが企業理念に思い出の記録を入れている一番のポイントでもあります。
前のブログでも書きましたが、1度の撮影で生まれる写真は「一期一会」です。
この一期一会で生まれる思い出もまた一期一会です。
その思い出が写真に影響を与えれば与えるほど、その写真から発せられる思い出の数は変わってきます。
笑顔の写真の裏にある我々のギャグ、であったり、かっこいい写真の裏にあるコーディネーターの衣装提供の考え、かけた声の数々、モニター待ちのときに話した会話。
撮影中の言動が多ければ多いほど、写真にのっかる思い出は多くなり、その写真の存在とともに、我々の存在がそのご家族に強く残ることでしょう。
<ライフスタジオにおける「思い出の記録」その3>
・その写真の前後にある出来事を思い返す為のインデックスとしての思い出
なぜ写真館はあるのに、動画館はないのでしょうか?
設備的に難しいなど理由はいろいろあるかと思いますが、写真が思い出の記録として動画よりもできないことはたくさんあります。
ひとつは静止画であること、そして音が入らないことです。
記録する媒体としては動画よりも足りない部分はたくさんありますが、思い出というのは記録してあるものを見るよりも、記憶にあるものの方が強く印象にあることが多いです。
つまり、全てを記録してしまう動画よりも、逆に静止画で音も出ない写真の方が見た人たちの記憶を呼び覚まし、その写真の前後、できるまでの過程などをおもいだすきっかけとして役立ってくれるため、心に直接訴えかけてくれるのが写真でもあるのです。
着物をいやがってしまい着ることができず、2回も3回もスタジオに足を運んでようやく撮れた一枚というのは、その写真を見ただけでいろんな思いが蘇ります。
出産に苦労し、やっとの思いで1歳記念を撮影した一枚は、親にとっては一年間の思いがよぎります。
そうした思い出を想起させるのが写真の役割のひとつであり、私たちが残したい写真でもあるのではないでしょうか。
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