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京都桂店
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butterfly 7〜Iroha&Usaki〜

投稿日:2019/12/20

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write by volvo

 

注:この文章は私の主観で書かれておりますので、実際に関係した方々がどう思っていたかは諸説あります。

 

 

一番最初は2014年・・・この文章を書いている時より5年以上も昔の話になる。

5年という歳月は長い。

 

私はただ5年がたって横幅が広がったくらいだが、子供たちの5年はとてつもなく大きい。

そう、同じ人には見えないくらいに。

 

いろはとうさきの5年前は7歳、3歳。

子供たちの記録を残すには最もポピュラーな時期に初めてライフスタジオに

足を運んでくれた。

 

七五三で予約をしていたスケジュールが急遽変更になり、後日通常枠で撮り直した時に

偶然撮影に入らせていただいたのが私だった。

 

当時まだ横浜青葉店に所属していた私だが、その日は青葉店のスタッフ的にも

ちょっと変な日だった。

なんでかは忘れてしまったが、青葉店の数少ない男性である私ともう1人(ムー高橋)がペアになる日だったのだ。

女性が多い職場において、よっぽどのことがない限り男性ペアにはしないのだがなぜかこの日は私とムーのペア。

まあ男性ペアはそれはそれで楽しい撮影にはなるのだが、当然難しい面もたくさんあるから可能ならば避けるペア組でもある。

 

そしてこの日、いろはとうさきには私とムーの2人で挑むことが朝、決定した。

 

「うまくいくだろうか・・・」

 

こんな心配がないわけでもない中、彼女たちは初めてのライフスタジオに足を踏み入れた。

 

まあ、当然というか、予想していた通りというか、、いろはとうさきは2人とも「スンッ」としていた。

なんとか場を和ませなければいけない、、この子たちに認めてもらわないと、、このままでは

彼女たちの初めてのライフスタジオが、ボルボとムーという名前も顔もどこの国の人からわからない男たちによって

つまらないものになってしまう・・・。

 

しかし、ボルボとムーが持っている武器は一つしかなかった。

 

それは「汗をかくこと」

 

体を張るしかない。

そう考えた私たちはすでに微妙な空気によって発生した冷や汗に重ねるように

人形やらなにやらをつかってアクロバットなアクションを続けた。

 

そしたら意外、それがハマり2人もママも大爆笑。

やはり汗は嘘つかない!

家族写真、ツーショットまではただただ暴れまわるという技でなんとか進んだ。

ソロ撮影もうさきにはウケ続けた。

しかし、姉のいろはは手強かった。

 

何が手強いかって、彼女は写真自体が苦手な部分もあったので、ソロ撮影になった瞬間に

僕たちの滝のような汗は彼女の心には届かなくなってしまったのだ。

 

しかし、ボルボとムーが持っている武器は一つしかなかった。

 

それは「汗をかくこと」

 

汗に裏切られながらも発汗し続けることしかできない我々を

あざ笑うかのように時間は過ぎていきましたが、結果としては

みんな楽しんでいただけていたようで、ママさんも感動してくださり

後日もらったメッセージでは「子供達2人が、次もおにいさんたちじゃないと嫌だ!」と言ってくれていたとのこと。

 

やっぱり汗は裏切らない!

 

ということで翌年も、翌々年もボルボとムーのペアで撮影に入ることに。

この頃には年に一回、青葉店ではボルボムーペアが確約されている日ができあがっているのでした。

 

さあ、2回目ともなれば我々としては緊張よりは自信の方が大きくなっていました。

なんといってもダブル指名ですから。

 

2人が入ってきた瞬間、去年とは違う笑顔が!?

これはもうイケると確信し、私たちはひたすらに汗を流しました笑

 

ツーショット、家族写真と撮影し、ソロ写真になり・・・!?

いろはが去年と同じ顔している汗

そんな事もネタになりながらも楽しい撮影時間が過ぎて行きました。

 

こんなノリがあともう一年続き・・・

 

4回目となった2017年。

こちらのメンバーが変わったこともあり、ついに男性ペアは解散。。

ベテラン佐々木かおちゃんに入ってもらうことに。

 

最初はママも子供たちも残念そうな表情をしていましたが

かおちゃんの提案してきた衣装を見てそんな表情は一瞬で吹き飛び

キラキラと目を輝かせ始める3人。

 

この時瞬時に私の頭の中でちっちゃくこう喋りました。

過去3年ボルボムーペアで入ったことをちょっとだけ申し訳なく思うと笑

(もちろん違う面で力を発揮しましたが)

 

まあとはいっても彼女たちは私やムーのパワフルな笑いがないといけないのだから

いざ撮影が始まれば、ボルボの役割も増していくだろうと準備をしていた・・・のですが。

 

あれ、なんかかおちゃんと小さい声でこしょこしょ話してるだけで2人ともめっちゃ笑ってるぞ・・・。

あれ、なんか平和で穏やかな空気が流れながらママも2人もめちゃくちゃ笑ってる・・・

 

まあとはいってもいろははカメラ近づいたら苦手なんだから・・・

 

あれ、なんかソロになってもずっと笑ってるぞ・・・

あれ、なんかいつの間にか望遠レンズから標準レンズにつけかえて撮影してる自分がいるぞ・・・

あれ、なんかものすごいクローズアップ撮ってるぞ・・・「こんな近い写真初めて!」というママの声が聞こえる。

 

かおちゃんマジックなのだろうか、2人が成長したのだろうか、それとも、ボルボムーペアが・・・

いやいや、そんなはずはない!

冒頭にも書いたように、子供たちの数年は別人になることもあるのだから(汗)きっと2人が成長したのさ!

 

その翌年、かおちゃんが産休に入り、夏子へとバトンタッチ。

この頃にはもはやボルボムーペアが竜頭ノ滝のように両側のもみあげから汗を流しながら撮影をしていた空気は

微塵もなく、いろはも、うさきも、純粋に撮影を楽しんでくれていました。

夏子と女子トークをしながら。。

 

12歳と8歳となった2019年、撮影はもはや2人の大人の女性を撮影しているようでした。

いろはのソロ撮影に至ってはカメラのレンズがまつげにくっつくんじゃないかっていうくらいに至近距離で撮影しながら。

 

5年間でいろんな成長や変化がありながらも結局いつも思うのはママさん含め3人ともものっすごい笑ってるってこと。

撮影中本当に3人ともず~っと笑っています。

ママさんなんかは笑いすぎて子供達じゃなくて我々の方にカメラ向けちゃってますから。

 

撮影後にママさんからよく聞くのは「笑いすぎて顔が痛い」という言葉。

もちろん写真っていう結果物も求めてきてくれてはいるのだけれど、それ以上にこの場所に笑いに来てくれてるんだろうなって。

そう思うと、最初にボルボとムーという、名前も顔もナニジンかわからない2人で撮影に入ったのもよかったのかなって。

そこから何年も繋がって、人が変わっても空気は変わらず楽しんでくれているのかな。

 

【記録より記憶(汗)が人と人を繋ぎとめる】

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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人を、人生を写しています。

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