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京都桂店
『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』を見て
投稿日:2019/1/14
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最近注目されてる哲学者がいるらしい。
マルクス・ガブリエル。
哲学者でマルクスと言えば資本論でお馴染みのカールマルクスを誰もが思い浮かべるが、最近は違うらしい。
若干38歳。私と3つしか違わない。
たまたまNHKを付けたら特集されていたので試しに見ていたら面白くてつい見入ってしまった。
哲学とは1つ前の思想を否定する所から発し、新しい思想を生み出すことの連続です。
歴史を見てみると、哲学者が注目される時というのは大抵の場合時代が混沌としてる時が多い。
例えば、有名なカントが登場したのが18世紀後半、ちょうどフランス革命やアメリカ独立が起きた時だった。
では、これまでの歴史よりは幾らか平和な現代においてマルクスガブリエルが唱えたかったのは何か。
その1つが資本主義と民主主義の再考です。
我々現代人は生まれた時から資本主義のプールに浸かっていて、民主主義という泳ぎ方だけを知ります。
しかし、いくら民主主義という泳ぎ方を覚えようとも!資本主義というプールの中で上手に会得する事は難しく、大抵の人は間違った泳ぎ方をしてしまいます。浅いプールで背泳ぎしてるような感じでしょうか笑
私は彼の本も読んでないし、たかだか1時間ほどの番組を見ただけなので、彼の考えを充分に熟知してるわけではありませんが、マルクスガブリエルは、人のためにあったシステムがいつのまにか目的化し、人とシステムが逆転した姿が今の資本主義であるとして、もう一度倫理観を取り戻す事を唱えているように感じました。
その象徴的とも感じた1つの言葉が
『(現代の)多様性は無関心の裏返し』でした。
多様性を認めようと言われて久しいですが、その裏では無関心が生まれていると言います。
確かになと思いました。
昔こんなことがありました。
ある人が、自分の好きな音楽を私に勧めてきて、私は彼のイヤホンを借りて一曲聴いて「いいね、貸してくれる?」と伝えました。
その後、私も「私はこれが好きなんだ」と言ってイヤホンを渡そうとしたら「あーそれもいいよね、でも聞くのはいいや」と言われました。
…。
これは多様性自体認めてない例ですね笑
例がこれしか出てこなかったので質問に変えます。
皆さん、同じ職場にいる人とどのような関係性だったら気持ちよく働けますか?
何も問題の起きない職場でしょうか?
それとまよくケンカをする職場?
その答えによっては、あなたも
『(現代の)多様性は無関心の裏返し』
にハマってるかもしれませんよ。
さて、テレビ見ただけであんまり知ってる風ふかせるのもよくないので、彼の本を読んでみようと思います。
お付き合い頂ける方、募集します。
ムズソーだけどね!!
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