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京都桂店
忘れがちな本質へのノック
投稿日:2018/11/6
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9月、10月の2ヶ月間、青葉店の高川夏子さんは、所沢店にきました。
その間で最も周りに反響を呼んだ施策が「哲学をする」という行為でした。
「夏子が哲学!?」と、ブログを呼んだ誰もが思ったことでしょう。
ブログを呼んでなんだか心配になった人も多かったようです。
しかし、これはとても意味があることだったと私は思っています。この2ヶ月間、なぜ夏子は哲学をやったのでしょうか。少し説明をしたいと思います。
・なぜ、夏子は所沢に来たのか??
交換勤務初日に問いました。「あなたはなぜ所沢に来たのか?」
夏子は答えました。「怠惰な自分に打ち勝ちに来た」と。
怠惰・・・?あぁ、なまけるということか。と思いながら、話を聞きました。
話によると、ここ数ヶ月やらなければいけないことがやりきれず、できないやれないのスパイラルに落ち込み
周りからもそういう目で見られるようになってしまった。だから少し環境を変えて立ち戻りたいと。
そして夏子はこう言いました。
「だから、所沢ではブログを月に10個書きます!」
その瞬間、私は思いました。
「できなかった理由は怠惰ではない」
なぜなら、量でなんとかしようとする行為は問題の本質を隠してしまう行為であり、原因を探さずにがむしゃらに動こうとしているのが見えたからです。まず所沢で10個を書いたからといって、青葉に戻って月に5個が継続できるという確信はないですし、そもそも仕事の量が問題ではないからです。
その後も話を聞いていると、夏子から出てきた言葉は「仕事をするのは本当に好きです」でした。
その言い方に建前の雰囲気はなく、あ、夏子は本当に誰かと仕事をするのが好きなんだなと思いました。
だからこそ、なぜ仕事に集中できないのかを知る必要がありました。
だからたくさん質問をしてみました。
「なぜブログを書いているのですか?」
「なぜこの仕事をしているのですか?」
「なぜ青葉にいるのですか?」
こんな質問に適切に答えられる人はあまりいません。
悩ませてしまいました。
人の仕事の仕方には2つパターンがあると思っています。
ひとつは、義務感で動く人間、もうひとつは、意義で動く人間です。
言い換えると、やらなければいけないか、やりたいかです。
私の感覚では、夏子は後者だと思いました。
今年の1月、夏子は一度所沢に来ていました。その時自分の中にある写真に対する気持ちが結果として現れ、
写真が変化しました。そこにいは義務感より楽しみが多かったように思います。
もちろん仕事である以上義務感から逃れることはできませんが、自分の中に仕事に対する気持ちがあれば義務感を上回ることができます。ようは捉えようです。
夏子には、仕事の捉え方を勉強するのがいいのではないかと話していたところ、工藤さんから提案されたのが「仕事の哲学」でした。
最初私は量が多いので反対しましたが、夏子と工藤さんの間で計画がたてられ、実行されました。
工藤さんは本を利用しながら、的確に、現実と合わせながら雲の上の話にならないように進めてくれました。
今となってはこの本でよかったと思います。ごめんなさい私が違っていました。
学んだ内容については、夏子がブログに書いているので読んでいただければと思いますが、
結果的に、10月は彼女のブログが11個に達しました。
目標を掲げたわけでもなく、なにあげようか迷ったわけでもなく、日々やったことが自然と。
所沢に来た時に言っていた数字的な目標は立てずに、やるべきことをやったら勝手に10個を超える。
私はこれが理想のブログの上がり方だと思います。
最後までやりきった夏子さん、週に1〜2回夜遅くまでマンツーマンで講義をした工藤さんの二人の人間性に拍手を送りたいです。
最近、こうした人の本質に触れるような動きが少ないような気がしています。
哲学?なにそれ?
本?めんどくさいよ?
人に深く?その方が問題増えるじゃん?
今の社内はこんな言葉が聞こえてきそうです。
心配です。
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