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京都桂店
ごめんなさいとありがとう
投稿日:2018/10/1
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ワンポイントが始まってから、コバは大きく変わりました。
水を得た魚とでも言うのでしょうか。
自分の生きる道を見つけた彼女の動きはとても早く、そして周りに大きな影響を与える人になりました。
彼女は自分のやるべき事をやり遂げ、新人が彼女の背中を見て真似をする好循環はワンポイントのひとつの
流れとなっているように思います。
そんな彼女ですが、私はただ変化したからという言葉だけで表現できないのかなと思っています。
もちろん変化、成長した部分はたくさんあると思いますが、彼女のお客様に対する思いの強さや
実直さは昔から変わっていないと思っているので、私は「元々このような力は持っていた」という見方をしています。
だからそんないきいきとしている姿を見るたび思います。
「大昔、あなたの能力を発揮させてあげる事ができなくてごめんなさい」と。
コバと一緒に働いた期間は2013年~2015年。
それほど長くはありませんでしたが、短くもなかったと思います。
名古屋店に在籍していた頃のコバのことはあまり知りませんが、関東にきて、一緒に青葉店のオープンを経験し
青葉店の基礎を作り、一緒に旅行にいったり、時には怒ったりとコバとの思い出は尽きません。
でも、コバの書いてくれた文章にもあったように彼女は私の事をあまり知らないと書いてありました。
当然だと思います。私もコバの事をあまり知らなかったのですから。
なぜなら共にいた時間では仕事の話、とりわけ出来ない事の話ばかりがされました。
私はコバの欠点ばかりを直そうとして、長所を伸ばすという側面に目を向ける事をしませんでした。
彼女は私の事を優しいと書きましたが、口調は優しくても内容はできもしないような事ばかり言っていたと思います。
その経験が今のコバのいきいきした姿を見るたびに心が痛くなる原因だとわかったのは
彼女がこのプロジェクトを始めた時でした。
映画「ベンジャミン・バトン」でも言っていましたが、人生の分岐点なんて無限にあったように見えますが
実際には結局は一直線で、今現在の姿しか存在しません。
歴史にたらればはありません。
もし、コバが西さんについてこなかったら・・・
もし、私が名古屋に行く事になっていたら・・・
もし、あの時あの言葉をかけなければ・・・
もし、あの時違う行動を取っていたら・・・
もしかしたらもっと近道があったのかもしれないけれど、これまでの過去があったから
今があるのだと思うようにすると、ごめんなさいはありがとうに変わるのかもしれません。
こんな風になったのも、それこそ数奇なもので一歩何かがかけちがえば今は今ではなかったのだと思います。
だからこそ、過去を咎めつつも今こうしてコバが組織の中心で活躍している事だけで本当によかったと思います。
初めてコバに撮ってもらい、初めてコバにカメラを向けました。
昔から、きっとコバを撮る事になったら難しいだろうなと思っていましたが、やっぱり難しかったです笑
位置についてもらってから、シャッターを切るまで15分くらいかかってしまいました。
ファインダーをのぞいても、しばらくしっくりきませんでした。
どれだけコバの事を見てこなかったのかがその時わかりました。
結局私の方がカメラを向ける時間が長くなってしまいましたが
これが今、私に見えるコバです。
一番上の写真とこの写真は、今の私から見えるコバが特に現れたと思います。
いつも笑ってる、面白くなくても笑ってるコバとは違う、笑顔じゃないところにある彼女の特徴。
このプロジェクトの第一弾でれいりさんのことを書いた記事に私はこんなコメントをしていました。
いまだにそう思っています。
コバが人を思い、人を考え、人を規定し、人に寄り添う。
こんな姿が見れた事が本当に嬉しいです。
そして、東京に来てしばらく、共にここまで来れなかったことに申し訳無い気持ちになりました。
だから、最後まで頑張ってほしいと思います。
応援してるよ!
撮影してくれてありがとう。
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