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京都桂店
another me(シンデレラプロジェクト)vol4
投稿日:2018/8/24
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『やる理由その1:社内起業としてのアナザーミー』
「社内起業」という言葉を知ったのは3年ほど前。
それまでは働き方というのは概ね二つ、雇われるか、自分でやるかのどちらかしかないと思っていた。
私は起業する事に大きな執着があるわけではないが、労働者として働いていくうちに、できる事と出来ない事がある事を知った。
自分に可能性を感じるとはお世辞にも思えないが、私は性格的に割と新しい事をしたいという欲求が根底にはあるようで
どうやらアフターファイブを楽しむ性格ではないようだ。
そんな時に読んだ本に出てきた「社内起業」という言葉。
新規事業と少し意味合いは違うかもしれないが、ようは「起業家のように企業内で働く」という事だ。
労働者として働いていると勘違いが生まれる事がある。
それは「自分でやれている」という錯覚だ。
もし自分が明日から「ライフスタジオ」という看板を背負わずにいちカメラマンとして働くとしたら何ができるだろうか。
おそらくは何も出来ない。お給料を振り込んでくれる経理さんもいないし、行動指針で導いてくれる先輩もいない。
給料日になっても一円も入ってこないのだ。
労働者であるということは、看板を背負わせてもらっているという事だ。
看板によって自分には無い力が付与される。顧客もその看板を目がけて足を運ぶ。
その中からほんの一握りだけ、看板を無視した関係性が生まれる事はあるが、
だとしても入り口は看板である。
そうした勘違いで自分を過信すると、いつの間にか時間だけが過ぎている事に気付かない。
カメラマンにおける写真は分かりやすい。
ベテランだから必ず写真が上手というわけではないのは、看板があるがゆえだ。
そんな雰囲気を越えようとする気概が「起業家精神」であり「社内起業」の本質であるとその本には書いてあった。
another meは社内起業である。
会社をたてたという事ではないが、事業を新しく新設し看板とはまた別の事をしようという事。
なぜそんな事をするのか?
それは背負わせてもらっていた看板そのものに良い変化を与えたいというのが目的だ。
看板というのは、観念的だ。
私が思うライフスタジオとあなたの思うライフスタジオが違うように、人によって見え方が違う。
少し広い視野でみると、社会から見たライフスタジオという看板も10年で日々刻々と変わっていっているのだ。
我々が頼っている看板は変化している。
それは意図せず、でも必然的に。
だから今度は意図した変化をさせたい。
力を借りていた看板。今度は力になりたい。
これがアナザーミーのやる理由のひとつです。
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